Aを含む男子3人とBを含む女子3人が円形に並ぶときの、以下の条件を満たす並び方の数を求める問題です。 (1) AとBが向かい合う。 (2) AとBが隣り合う。 (3) 男女が交互に並ぶ。

確率論・統計学順列円順列場合の数条件付き確率
2025/6/3

1. 問題の内容

Aを含む男子3人とBを含む女子3人が円形に並ぶときの、以下の条件を満たす並び方の数を求める問題です。
(1) AとBが向かい合う。
(2) AとBが隣り合う。
(3) 男女が交互に並ぶ。

2. 解き方の手順

(1) AとBが向かい合う場合
まず、Aの位置を固定します。円順列なので、誰かを固定して考えるのが基本です。
次に、BをAの向かい側に配置します。AとBの位置は固定されたので、残りの4人の並び方を考えます。
残りの男子2人の並び方は2!=22! = 2通りです。
残りの女子2人の並び方も2!=22! = 2通りです。
したがって、AとBが向かい合う並び方は2!×2!=2×2=42! \times 2! = 2 \times 2 = 4通りです。
(2) AとBが隣り合う場合
まず、Aの位置を固定します。
次に、BをAの右隣または左隣に配置します。この配置方法は2通りです。
残りの4人の並び方は4!=244! = 24通りです。
したがって、AとBが隣り合う並び方は2×(2!×2!)=2×2×2=82 \times (2! \times 2!) = 2 \times 2 \times 2 = 8通りです。
AとBの位置を固定したときの残りの4人の並び方を考えると、4!=244! = 24となるため2×2!×2!=2×2×2=82 \times 2! \times 2! = 2 \times 2 \times 2 = 8通りとなります。
Aの位置を固定し、BがAの隣に来るように考えます。AとBを1つの組として考えます。残りの男子2人と女子2人と合わせて、5つのものを円形に並べる並び方は(51)!=4!=24(5-1)! = 4! = 24通りです。AとBの並び方は2通りなので、全体で2×4!=2×24=482 \times 4! = 2 \times 24 = 48通りです。
(3) 男女が交互に並ぶ場合
まず、Aの位置を固定します。
次に、Aの隣には女子が来なければなりません。Aの隣にはBまたは残りの女子1人が来ます。
Aの隣にBが来る場合、残りの男子2人はもう一方の男子2人の間に並びます。残りの女子1人はもう一方の女子の間に並びます。男子2人の並び方は2!2!通り、女子1人の並び方は1!1!通りなので、2!×1!=2×1=22! \times 1! = 2 \times 1 = 2通りです。
Aの隣にA以外の女子が来る場合、残りの男子2人はもう一方の男子2人の間に並びます。残りの女子1人はもう一方の女子の間に並びます。男子2人の並び方は2!2!通り、女子2人の並び方は2!2!通りなので、2!×2!=2×2=42! \times 2! = 2 \times 2 = 4通りです。
Aの位置を固定し、女子と男子が交互に並ぶ並び方を考えます。Aの隣には必ず女子が来ます。Bを含む女子3人は、2!=22! = 2通りの円順列で並びます。男子2人は、2!=22! = 2通りの順列で並びます。よって、2!×2!=2×2=42! \times 2! = 2 \times 2 = 4通りです。

3. 最終的な答え

(1) AとBが向かい合う並び方:4通り
(2) AとBが隣り合う並び方:48通り
(3) 男女が交互に並ぶ並び方:4通り

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