2次関数の最大値・最小値を求めるには、平方完成を行い、頂点の座標を求めるのが一般的です。頂点のy座標が、下に凸のグラフであれば最小値、上に凸のグラフであれば最大値となります。 (1) y=x2−6x+5 について 平方完成を行います。
y=x2−6x+5 y=(x2−6x)+5 y=(x2−6x+9−9)+5 y=(x−3)2−9+5 y=(x−3)2−4 この関数のグラフは、頂点が(3, -4)の下に凸な放物線です。
したがって、最小値は-4 (x=3のとき) をとります。最大値はありません。
(2) y=−2x2+5x について 平方完成を行います。
y=−2x2+5x y=−2(x2−25x) y=−2(x2−25x+(45)2−(45)2) y=−2((x−45)2−1625) y=−2(x−45)2+825 この関数のグラフは、頂点が(45,825)の、上に凸な放物線です。 したがって、最大値は825 (x=45のとき) をとります。最小値はありません。