以下の2つの2次関数の最大値、最小値を求める問題です。 (1) $y = x^2 - 6x + 5$ (2) $y = -2x^2 + 5x$

代数学二次関数最大値最小値平方完成
2025/6/3

1. 問題の内容

以下の2つの2次関数の最大値、最小値を求める問題です。
(1) y=x26x+5y = x^2 - 6x + 5
(2) y=2x2+5xy = -2x^2 + 5x

2. 解き方の手順

2次関数の最大値・最小値を求めるには、平方完成を行い、頂点の座標を求めるのが一般的です。頂点のyy座標が、下に凸のグラフであれば最小値、上に凸のグラフであれば最大値となります。
(1) y=x26x+5y = x^2 - 6x + 5 について
平方完成を行います。
y=x26x+5y = x^2 - 6x + 5
y=(x26x)+5y = (x^2 - 6x) + 5
y=(x26x+99)+5y = (x^2 - 6x + 9 - 9) + 5
y=(x3)29+5y = (x - 3)^2 - 9 + 5
y=(x3)24y = (x - 3)^2 - 4
この関数のグラフは、頂点が(3, -4)の下に凸な放物線です。
したがって、最小値は-4 (x=3のとき) をとります。最大値はありません。
(2) y=2x2+5xy = -2x^2 + 5x について
平方完成を行います。
y=2x2+5xy = -2x^2 + 5x
y=2(x252x)y = -2(x^2 - \frac{5}{2}x)
y=2(x252x+(54)2(54)2)y = -2(x^2 - \frac{5}{2}x + (\frac{5}{4})^2 - (\frac{5}{4})^2)
y=2((x54)22516)y = -2((x - \frac{5}{4})^2 - \frac{25}{16})
y=2(x54)2+258y = -2(x - \frac{5}{4})^2 + \frac{25}{8}
この関数のグラフは、頂点が(54,258)(\frac{5}{4}, \frac{25}{8})の、上に凸な放物線です。
したがって、最大値は258\frac{25}{8} (x=54\frac{5}{4}のとき) をとります。最小値はありません。

3. 最終的な答え

(1) 最小値: -4 (x=3のとき), 最大値: なし
(2) 最大値: 258\frac{25}{8} (x=54\frac{5}{4}のとき), 最小値: なし

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