画像の問題は、以下の5つの小問から構成されています。 (1) $x^3 + y^3 + 3x^2y + 3xy^2 + 2x^2 + 2y^2 + 4xy + x + y$ を因数分解する。 (2) 不等式 $(\frac{2}{3})^n < 0.01$ を満たす最小の自然数 $n$ を求める。ただし、$\log_{10}2 = 0.3010$, $\log_{10}3 = 0.4771$ を用いる。 (3) $AB = AC = 3$, $BC = 2$ である三角形 $ABC$ において、辺 $BC$ を $1:2$ に内分する点を $D$, $\angle ABC$ の二等分線が辺 $CA$ と交わる点を $E$, 線分 $AD$ と線分 $BE$ の交点を $H$, 直線 $CH$ と辺 $AB$ の交点を $F$ とする。このとき、$AF:FB$ および四角形 $FBDH$ の面積を求める。 (4) 赤玉3個、青玉2個、白玉2個を一列に並べる。同じ色の玉は区別しないとき、これらの玉の並べ方の総数と、赤玉が隣り合わない並べ方の数を求める。 (5) $a, b, c$ は $a + b + c = 21$ を満たす整数とする。$a, b, c$ がこの順番で等比数列をなし、$b, a^2, c$ がこの順番で等差数列をなすような組 $(a, b, c)$ をすべて求める。
2025/6/4
1. 問題の内容
画像の問題は、以下の5つの小問から構成されています。
(1) を因数分解する。
(2) 不等式 を満たす最小の自然数 を求める。ただし、, を用いる。
(3) , である三角形 において、辺 を に内分する点を , の二等分線が辺 と交わる点を , 線分 と線分 の交点を , 直線 と辺 の交点を とする。このとき、 および四角形 の面積を求める。
(4) 赤玉3個、青玉2個、白玉2個を一列に並べる。同じ色の玉は区別しないとき、これらの玉の並べ方の総数と、赤玉が隣り合わない並べ方の数を求める。
(5) は を満たす整数とする。 がこの順番で等比数列をなし、 がこの順番で等差数列をなすような組 をすべて求める。
2. 解き方の手順
(1)
与えられた式を整理し、因数分解します。
(2)
両辺の常用対数を取ると
したがって、 の最小の自然数は 12。
(3)
メネラウスの定理より 。 より 。
角の二等分線の性質より 。したがって 。
よって、。
(4)
全部の並べ方は 通り。
赤玉が隣り合わない並べ方は、まず青玉と白玉を並べる。これは 通り。
例えば、青青白白 という並び方の場合、赤玉は 青_青_白_白_ の _ の場所に置ける。この5箇所から3箇所を選ぶので、 通り。
よって、赤玉が隣り合わない並べ方は 通り。
(5)
は等比数列なので、 と書ける。
は等差数列なので、
より、 ()
より
は整数なので
のとき、。
のとき、。
は不適。
3. 最終的な答え
ア:
イ: 12
ウ:
エ: 未解答
オ: 210
カ: 60
キ: