3つの食塩水 A, B, C があり、それぞれの濃度は 12%, 3%, 10% である。3つを混ぜ合わせると総量が 2300g で、食塩の総量は 162g になる。また、A の濃度を 0.25 倍、C の濃度を 2 倍にすると、A, B, C に含まれる食塩の総量は 120g になる。A, B, C それぞれの量を求める。

代数学連立方程式濃度文章問題
2025/6/4

1. 問題の内容

3つの食塩水 A, B, C があり、それぞれの濃度は 12%, 3%, 10% である。3つを混ぜ合わせると総量が 2300g で、食塩の総量は 162g になる。また、A の濃度を 0.25 倍、C の濃度を 2 倍にすると、A, B, C に含まれる食塩の総量は 120g になる。A, B, C それぞれの量を求める。

2. 解き方の手順

A, B, C のそれぞれの量を x,y,zx, y, z (g) とする。問題文から以下の3つの式が得られる。
* 3つの食塩水の量の合計:
x+y+z=2300x + y + z = 2300
* 食塩の量の合計:
0.12x+0.03y+0.10z=1620.12x + 0.03y + 0.10z = 162
* 濃度変更後の食塩の量の合計:
0.25×0.12x+0.03y+2×0.10z=1200.25 \times 0.12x + 0.03y + 2 \times 0.10z = 120
0.03x+0.03y+0.20z=1200.03x + 0.03y + 0.20z = 120
3つの連立方程式を解く。

1. $x + y + z = 2300$

2. $0.12x + 0.03y + 0.10z = 162$

3. $0.03x + 0.03y + 0.20z = 120$

式2から式3を引くと
0.09x0.10z=420.09x - 0.10z = 42
x=42+0.10z0.09=4200+10z9x = \frac{42 + 0.10z}{0.09} = \frac{4200 + 10z}{9}
式3の両辺に100をかけると
3x+3y+20z=120003x + 3y + 20z = 12000
式1から
y=2300xzy = 2300 - x - z
3x+3(2300xz)+20z=120003x + 3(2300 - x - z) + 20z = 12000
3x+69003x3z+20z=120003x + 6900 - 3x - 3z + 20z = 12000
17z=510017z = 5100
z=300z = 300
x=4200+10×3009=4200+30009=72009=800x = \frac{4200 + 10 \times 300}{9} = \frac{4200 + 3000}{9} = \frac{7200}{9} = 800
y=2300xz=2300800300=1200y = 2300 - x - z = 2300 - 800 - 300 = 1200

3. 最終的な答え

A: 800g
B: 1200g
C: 300g

「代数学」の関連問題

与えられた式を簡略化してください。 与えられた式は次の通りです: $\frac{ab}{2} + 4a - \frac{3}{2}ab - a$

式の簡略化同類項分数
2025/6/6

与えられた2次関数 $y = ax^2 + bx + c$ のグラフから、$a$, $b$, $c$ の符号を判定する問題です。

二次関数グラフ符号判定
2025/6/6

3点(1,1), (2,-5), (3,-15)を通る2次関数を求めます。

二次関数連立方程式2次関数
2025/6/6

与えられた連立方程式を解く問題です。 連立方程式は以下の通りです。 $ \begin{cases} 2x + 5y = 18 \\ x = 2y \end{cases} $

連立方程式代入法一次方程式
2025/6/6

与えられた連立方程式を解く問題です。連立方程式は次の通りです。 $4x + y = 4$ $x + y = -5$

連立方程式加減法代入法線形方程式
2025/6/6

与えられた連立方程式を解く問題です。連立方程式は以下の通りです。 $ \begin{cases} y = 3x - 2 \\ y = 2x + 3 \end{cases} $

連立方程式代入法一次方程式
2025/6/6

与えられた連立方程式を解いて、$x$ と $y$ の値を求めます。 連立方程式は以下の通りです。 $ \begin{cases} 4x - 5y = 3 \\ 5y = 8x - 11 \end{ca...

連立方程式代入法方程式
2025/6/6

6. 次の連立方程式を解く問題です。 $0.2(1-2x) = 3y - 2$ $\frac{x-y}{2} - \frac{x-5}{5} = 1$ 7. 次の2次方程式を解く問題です。...

連立方程式二次方程式式の計算正多角形
2025/6/6

a, b, c は相異なる実数である。数列 $\{x_n\}$ は等差数列で、最初の3項が順に a, b, c である。数列 $\{y_n\}$ は等比数列で、最初の3項が順に c, a, b である...

等差数列等比数列数列方程式
2025/6/6

与えられた連立方程式を解く問題です。連立方程式は以下の通りです。 $ \begin{cases} 2x + 5y = 18 \\ x = 2y \end{cases} $

連立方程式代入法方程式
2025/6/6