平行四辺形ABCDにおいて、Mは辺ADの中点、Nは辺BCの中点とする。対角線の交点をOとするとき、三角形BMOと面積が等しい三角形を、選択肢の中から選ぶ問題です。

幾何学平行四辺形面積三角形相似中点対角線
2025/6/4

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDにおいて、Mは辺ADの中点、Nは辺BCの中点とする。対角線の交点をOとするとき、三角形BMOと面積が等しい三角形を、選択肢の中から選ぶ問題です。

2. 解き方の手順

まず、三角形BMOの面積を考えます。
平行四辺形の対角線はそれぞれの中点で交わるので、BOは対角線BDの半分です。つまり、BO=12BDBO = \frac{1}{2}BDです。また、MはADの中点なので、AM=12ADAM = \frac{1}{2}ADです。
ここで、平行四辺形ABCDの面積をSとすると、三角形ABDの面積は12S\frac{1}{2}Sとなります。
また、三角形BMOの面積は、三角形BMDの面積の12\frac{1}{2}倍となります(なぜならBOはBDの半分だから)。
また、三角形BMDの面積は、三角形ABDの面積の12\frac{1}{2}倍となります(なぜならMはADの中点だから)。
したがって、三角形BMOの面積は、平行四辺形ABCDの面積の18\frac{1}{8}倍となります。
SBMO=18SS_{\triangle BMO} = \frac{1}{8}S
次に、選択肢の三角形の面積を検討します。

1. 三角形ANC: $S_{\triangle ANC} = \frac{1}{4}S$

2. 三角形AOD: $S_{\triangle AOD} = \frac{1}{4}S$

3. 三角形ABO: $S_{\triangle ABO} = \frac{1}{4}S$

4. 三角形NOC: $S_{\triangle NOC} = \frac{1}{8}S$

5. 三角形MNC: $S_{\triangle MNC} = \frac{1}{8}S$

三角形NOCと三角形MNCは、三角形BMOと面積が等しくなります。しかし、平行四辺形ABCDの面積をSとすると、三角形BMOの面積は平行四辺形の面積の1/8になることを考慮すると、四角形ABCDの面積をSとすると、AOD=ABO=BCO=CDO=14S\triangle AOD = \triangle ABO = \triangle BCO = \triangle CDO = \frac{1}{4}Sです。
平行四辺形の対角線は互いの中点で交わるため、AO=OCAO=OCかつBO=ODBO=ODです。
したがって、BMO\triangle BMODMO\triangle DMOは底辺をMOMOとしたとき高さが等しいので、面積は等しくなります。
DMO\triangle DMONOC\triangle NOCは錯角が等しく、DMOBNO\triangle DMO \equiv \triangle BNOより、DMO\triangle DMOBON\triangle BONの面積は等しくなります。
平行四辺形の対角線は互いの中点で交わることから、NOC=AOD\triangle NOC = \triangle AODとはなりません。
NOC=18S\triangle NOC = \frac{1}{8}S
三角形MNCの面積は、平行四辺形の面積の1/8であり、SMNC=18SS_{\triangle MNC} = \frac{1}{8}Sです。
BMO\triangle BMOMNC\triangle MNCは面積が等しいと言えます。

3. 最終的な答え

5

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