2回の試行で数字の和が偶数になるのは、2回とも偶数か、2回とも奇数の場合である。
偶数のカードは4枚、奇数のカードは5枚なので、
P2=94⋅94+95⋅95=8116+8125=8141 3回の試行で数字の和が偶数になるのは、3回とも偶数、偶数1回と奇数2回の場合である。
または、3回の試行で数字の和が偶数になるのは、奇数が偶数回出る場合。つまり、0回か2回。
3回とも偶数の確率は (94)3=72964 偶数1回、奇数2回の確率は 3C1⋅94⋅(95)2=3⋅94⋅8125=729300 P3=72964+729300=729364 (2) Pn+1 を Pn を用いて表す。 n+1 回の試行で和が偶数になるのは、n 回の和が偶数で、n+1 回目が偶数の場合、または、n 回の和が奇数で、n+1 回目が奇数の場合である。 Pn+1=Pn⋅94+(1−Pn)⋅95=94Pn+95−95Pn=95−91Pn (3) Pn を n を用いて表す。 Pn+1=95−91Pn を変形する。 Pn+1−21=−91(Pn−21) 数列 {Pn−21} は、初項 P1−21=94−21=−181、公比 −91 の等比数列である。 Pn−21=(−181)⋅(−91)n−1 Pn=21−181⋅(−91)n−1=21−2⋅9n(−1)n−1 Pn=2⋅9n9n−(−1)n−1=2⋅9n9n+(−1)n