(5) 次の行列が正則行列であるかどうかを判定し、正則行列であれば逆行列を求めます。 (i) $\begin{pmatrix} 2 & 3 \\ 4 & 5 \end{pmatrix}$ (ii) $\begin{pmatrix} 2 & -4 \\ 4 & -8 \end{pmatrix}$ (iii) $\begin{pmatrix} 1 & -4 \\ 4 & a \end{pmatrix}$ (ただし、$a$は定数) (6) 2次の正方行列で、正則行列となるものを2例挙げ、それぞれの逆行列を求めます。 (7) 2次の正方行列で、正則行列とならないものを2例挙げます。
2025/6/5
はい、承知いたしました。問題3の(5)から(7)を解きます。
1. 問題の内容
(5) 次の行列が正則行列であるかどうかを判定し、正則行列であれば逆行列を求めます。
(i)
(ii)
(iii) (ただし、は定数)
(6) 2次の正方行列で、正則行列となるものを2例挙げ、それぞれの逆行列を求めます。
(7) 2次の正方行列で、正則行列とならないものを2例挙げます。
2. 解き方の手順
(5) (i)
行列 の行列式を計算します。
行列式が0でないので、正則行列です。
逆行列は、
(5) (ii)
行列 の行列式を計算します。
行列式が0なので、正則行列ではありません。
(5) (iii)
行列 の行列式を計算します。
、つまり のとき、正則行列です。
このとき、逆行列は、
のとき、行列式が0なので、正則行列ではありません。
(6)
例1: (単位行列)
例2:
(7)
例1:
例2: (零行列)
3. 最終的な答え
(5) (i) 正則行列。逆行列は
(5) (ii) 正則行列ではない。
(5) (iii) のとき正則行列。逆行列は 、 のとき正則行列ではない。
(6) 例1: 、逆行列は
例2: 、逆行列は
(7) 例1:
例2: