定積分 $\int_{-2}^{2} x\sqrt{4-x^2} dx$ を計算します。解析学定積分置換積分奇関数2025/6/51. 問題の内容定積分 ∫−22x4−x2dx\int_{-2}^{2} x\sqrt{4-x^2} dx∫−22x4−x2dx を計算します。2. 解き方の手順まず、u=4−x2u = 4-x^2u=4−x2 と置換します。すると、dudx=−2x\frac{du}{dx} = -2xdxdu=−2x より、dx=−du2xdx = -\frac{du}{2x}dx=−2xduとなります。積分範囲も変更します。x=−2x = -2x=−2 のとき、u=4−(−2)2=4−4=0u = 4-(-2)^2 = 4-4 = 0u=4−(−2)2=4−4=0x=2x = 2x=2 のとき、u=4−(2)2=4−4=0u = 4-(2)^2 = 4-4 = 0u=4−(2)2=4−4=0したがって、積分は次のようになります。∫00xu(−du2x)=−12∫00udu\int_{0}^{0} x\sqrt{u} \left(-\frac{du}{2x}\right) = -\frac{1}{2} \int_{0}^{0} \sqrt{u} du∫00xu(−2xdu)=−21∫00udu積分範囲が同じなので、積分の値は0になります。または、被積分関数 f(x)=x4−x2f(x) = x\sqrt{4-x^2}f(x)=x4−x2 は奇関数であることからも積分が0になるとわかります。実際、f(−x)=(−x)4−(−x)2=−x4−x2=−f(x)f(-x) = (-x)\sqrt{4-(-x)^2} = -x\sqrt{4-x^2} = -f(x)f(−x)=(−x)4−(−x)2=−x4−x2=−f(x) となるため、f(x)f(x)f(x) は奇関数です。奇関数の積分区間が原点に関して対称である場合、積分の値は0になります。3. 最終的な答え0