関数 $f(x)$ に対して、2次導関数と$n$次導関数を求める問題です。 (1) $f(x) = \sin x$ (2) $f(x) = x^2e^x$ ライプニッツの定理: $(fg)^{(n)} = \sum_{r=0}^{n} {}_nC_r f^{(n-r)}g^{(r)}$ を用いることが示唆されています。
2025/6/5
1. 問題の内容
関数 に対して、2次導関数と次導関数を求める問題です。
(1)
(2)
ライプニッツの定理: を用いることが示唆されています。
2. 解き方の手順
(1) の場合
- 2次導関数を求める:
- n次導関数を求める:
の導関数は周期的に と変化します。
よって、 は、 を 4 で割った余りによって場合分けできます。
- のとき,
- のとき,
- のとき,
- のとき,
したがって、 と表すことができます。
(2) の場合
- とと考えて、ライプニッツの定理を利用します。
- 2次導関数を求める:
- n次導関数を求める:
, とすると、
また、
()
ライプニッツの定理より、
のとき、 for . したがって、和は3項で終わります。
3. 最終的な答え
(1) の場合
- 2次導関数:
- n次導関数:
(2) の場合
- 2次導関数:
- n次導関数: