3個のさいころを同時に投げるとき、以下の確率をそれぞれ求めます。 (1) 少なくとも1個は偶数の目が出る確率 (2) 少なくとも1個は6の目が出る確率 (3) 少なくとも1個は3以上の目が出る確率

確率論・統計学確率サイコロ余事象確率計算
2025/6/5

1. 問題の内容

3個のさいころを同時に投げるとき、以下の確率をそれぞれ求めます。
(1) 少なくとも1個は偶数の目が出る確率
(2) 少なくとも1個は6の目が出る確率
(3) 少なくとも1個は3以上の目が出る確率

2. 解き方の手順

(1) 少なくとも1個が偶数である確率
「少なくとも1個が偶数」の余事象は「すべて奇数」である。
1つのサイコロで奇数が出る確率は 36=12\frac{3}{6} = \frac{1}{2}
3個とも奇数が出る確率は (12)3=18(\frac{1}{2})^3 = \frac{1}{8}
したがって、少なくとも1個が偶数である確率は 118=781 - \frac{1}{8} = \frac{7}{8}
(2) 少なくとも1個が6の目が出る確率
「少なくとも1個が6」の余事象は「すべて6以外の目」である。
1つのサイコロで6以外の目が出る確率は 56\frac{5}{6}
3個とも6以外の目が出る確率は (56)3=125216(\frac{5}{6})^3 = \frac{125}{216}
したがって、少なくとも1個が6である確率は 1125216=912161 - \frac{125}{216} = \frac{91}{216}
(3) 少なくとも1個が3以上の目が出る確率
「少なくとも1個が3以上」の余事象は「すべて2以下の目」である。
1つのサイコロで2以下の目が出る確率は 26=13\frac{2}{6} = \frac{1}{3}
3個とも2以下の目が出る確率は (13)3=127(\frac{1}{3})^3 = \frac{1}{27}
したがって、少なくとも1個が3以上である確率は 1127=26271 - \frac{1}{27} = \frac{26}{27}

3. 最終的な答え

(1) 78\frac{7}{8}
(2) 91216\frac{91}{216}
(3) 2627\frac{26}{27}

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