1から7までの数字が書かれた7枚のカードから5枚を取り出す場合の数、並べ方に関する問題です。 (1) 5枚のカードの取り出し方の総数を求めます。 (2) 偶数2枚、奇数3枚を取り出して並べる並べ方の総数と、そのうち奇数が両端にくるような並べ方の総数を求めます。 (3) 5枚のカードの数の和が20となるようなカードの組み合わせを選び、横一列に並べる並べ方の総数と、そのうち奇数が隣り合わないような並べ方の総数を求めます。

確率論・統計学組み合わせ順列場合の数
2025/6/6

1. 問題の内容

1から7までの数字が書かれた7枚のカードから5枚を取り出す場合の数、並べ方に関する問題です。
(1) 5枚のカードの取り出し方の総数を求めます。
(2) 偶数2枚、奇数3枚を取り出して並べる並べ方の総数と、そのうち奇数が両端にくるような並べ方の総数を求めます。
(3) 5枚のカードの数の和が20となるようなカードの組み合わせを選び、横一列に並べる並べ方の総数と、そのうち奇数が隣り合わないような並べ方の総数を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 7枚のカードから5枚を選ぶ組み合わせなので、組み合わせの公式を利用します。
7C5=7!5!(75)!=7!5!2!=7×62×1=21_7C_5 = \frac{7!}{5!(7-5)!} = \frac{7!}{5!2!} = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} = 21
(2) 1から7までのカードには、偶数が3枚(2,4,6)、奇数が4枚(1,3,5,7)あります。
偶数2枚、奇数3枚を選ぶ組み合わせは、3C2×4C3=3!2!1!×4!3!1!=3×4=12_3C_2 \times _4C_3 = \frac{3!}{2!1!} \times \frac{4!}{3!1!} = 3 \times 4 = 12通りです。
選んだ5枚のカードを並べる並べ方は、5!=5×4×3×2×1=1205! = 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 120通りです。
したがって、並べ方の総数は12×120=144012 \times 120 = 1440通りです。
奇数が両端に来る場合、まず両端に奇数を配置する方法は、3つの奇数から2つを選んで並べるので、4P2=4×3=12_4P_2 = 4 \times 3 = 12通りです。
残りの3枚(偶数2枚と奇数1枚)を並べる並べ方は3!=3×2×1=63! = 3 \times 2 \times 1 = 6通りです。
したがって、奇数が両端に来る並べ方の総数は12×6×12=72×6=43212 \times 6 \times 12 = 72 \times 6 = 432 通りです。  ただし、選んだ組み合わせは12通りなので
12×432=1440 12 \times 432=1440
(3) 5枚のカードの数の和が20になる組み合わせを考えます。
カードの数字は1から7なので、考えられる組み合わせは以下の通りです。
{3,4,5,6,7}
並べ方の総数は 5!=1205! = 120通りです。
奇数が隣り合わない並べ方を考えます。カードは奇数3枚(3,5,7)、偶数2枚(4,6)です。
まず偶数2枚を並べます。並べ方は2!=22! = 2通りです。
次に偶数の間に3つのスペースと、両端の2つのスペース、合計3箇所に奇数3枚を並べるので、
並べ方は3P3=3!=6_3P_3 = 3! = 6通りです。
したがって、奇数が隣り合わない並べ方の総数は、2×6=122 \times 6 = 12通りです。
並び方は120通りなので、奇数が隣り合わない場合は6*2=12です。

3. 最終的な答え

(1) 21通り
(2) 並べ方の総数: 1440通り、奇数が両端: 432通り
(3) 並べ方の総数: 120通り、奇数が隣り合わない: 12通り

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