学生AからJまでのテストの点数が与えられており、学生Bの点数が90点であるときの偏差値を求める問題です。偏差値を求める公式は、$ 偏差値 = \frac{得点 - 平均点}{標準偏差} \times 10 + 50 $ で与えられています。ただし、平均点が2.7点となっているのは誤りで、データの平均点を計算する必要があります。また、標準偏差も計算する必要があります。

確率論・統計学偏差値統計平均標準偏差
2025/6/5

1. 問題の内容

学生AからJまでのテストの点数が与えられており、学生Bの点数が90点であるときの偏差値を求める問題です。偏差値を求める公式は、偏差値=得点平均点標準偏差×10+50 偏差値 = \frac{得点 - 平均点}{標準偏差} \times 10 + 50 で与えられています。ただし、平均点が2.7点となっているのは誤りで、データの平均点を計算する必要があります。また、標準偏差も計算する必要があります。

2. 解き方の手順

まず、与えられたデータの平均点を計算します。
データの合計は 60+90+50+40+40+100+40+60+70+50=60060 + 90 + 50 + 40 + 40 + 100 + 40 + 60 + 70 + 50 = 600 です。
データの個数は10なので、平均点は 60010=60\frac{600}{10} = 60 点です。
次に、標準偏差を計算します。
各データの偏差(データ - 平均)を計算します。
A: 6060=060 - 60 = 0
B: 9060=3090 - 60 = 30
C: 5060=1050 - 60 = -10
D: 4060=2040 - 60 = -20
E: 4060=2040 - 60 = -20
F: 10060=40100 - 60 = 40
G: 4060=2040 - 60 = -20
H: 6060=060 - 60 = 0
I: 7060=1070 - 60 = 10
J: 5060=1050 - 60 = -10
次に、偏差の2乗を計算します。
A: 02=00^2 = 0
B: 302=90030^2 = 900
C: (10)2=100(-10)^2 = 100
D: (20)2=400(-20)^2 = 400
E: (20)2=400(-20)^2 = 400
F: 402=160040^2 = 1600
G: (20)2=400(-20)^2 = 400
H: 02=00^2 = 0
I: 102=10010^2 = 100
J: (10)2=100(-10)^2 = 100
偏差の2乗の合計は 0+900+100+400+400+1600+400+0+100+100=40000 + 900 + 100 + 400 + 400 + 1600 + 400 + 0 + 100 + 100 = 4000 です。
分散は 400010=400\frac{4000}{10} = 400 です。
標準偏差は分散の平方根なので、400=20\sqrt{400} = 20 です。
最後に、学生Bの偏差値を計算します。
学生Bの得点は90点なので、偏差値は
偏差値=906020×10+50=3020×10+50=1.5×10+50=15+50=65偏差値 = \frac{90 - 60}{20} \times 10 + 50 = \frac{30}{20} \times 10 + 50 = 1.5 \times 10 + 50 = 15 + 50 = 65 です。

3. 最終的な答え

65

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