袋の中に赤玉が6個、白玉が4個入っている。この袋から玉を1個ずつ2回取り出す。取り出した2個の玉の色が同じである確率を、以下の2つの場合について求めよ。 (1) 1回目に取り出した玉を袋に戻してから、2個目を取り出す場合(復元抽出)。 (2) 1回目に取り出した玉を袋に戻さずに、2個目を取り出す場合(非復元抽出)。
2025/6/5
1. 問題の内容
袋の中に赤玉が6個、白玉が4個入っている。この袋から玉を1個ずつ2回取り出す。取り出した2個の玉の色が同じである確率を、以下の2つの場合について求めよ。
(1) 1回目に取り出した玉を袋に戻してから、2個目を取り出す場合(復元抽出)。
(2) 1回目に取り出した玉を袋に戻さずに、2個目を取り出す場合(非復元抽出)。
2. 解き方の手順
(1) 復元抽出の場合
1回目と2回目の試行は独立である。
- 2個とも赤玉である確率:
1回目に赤玉を取り出す確率は 。
2回目に赤玉を取り出す確率は 。
したがって、2個とも赤玉である確率は 。
- 2個とも白玉である確率:
1回目に白玉を取り出す確率は 。
2回目に白玉を取り出す確率は 。
したがって、2個とも白玉である確率は 。
2個の玉の色が同じである確率は、2個とも赤玉である確率と2個とも白玉である確率の和である。
(2) 非復元抽出の場合
1回目と2回目の試行は独立ではない。
- 2個とも赤玉である確率:
1回目に赤玉を取り出す確率は 。
1回目に赤玉を取り出した後、2回目に赤玉を取り出す確率は 。
したがって、2個とも赤玉である確率は 。
- 2個とも白玉である確率:
1回目に白玉を取り出す確率は 。
1回目に白玉を取り出した後、2回目に白玉を取り出す確率は 。
したがって、2個とも白玉である確率は 。
2個の玉の色が同じである確率は、2個とも赤玉である確率と2個とも白玉である確率の和である。
3. 最終的な答え
(1) 復元抽出の場合:
(2) 非復元抽出の場合: