10本のくじの中に当たりくじが3本入っている。この中から同時に2本のくじを引くとき、2本とも外れる確率を求める。

確率論・統計学確率組み合わせ事象
2025/6/5

1. 問題の内容

10本のくじの中に当たりくじが3本入っている。この中から同時に2本のくじを引くとき、2本とも外れる確率を求める。

2. 解き方の手順

まず、10本のくじの中から2本のくじを引く場合の数を計算します。これは組み合わせの問題なので、10C2_{10}C_2で求められます。
10C2=10!2!(102)!=10!2!8!=10×92×1=45_{10}C_2 = \frac{10!}{2!(10-2)!} = \frac{10!}{2!8!} = \frac{10 \times 9}{2 \times 1} = 45
次に、2本とも外れる場合の数を計算します。当たりくじが3本なので、外れくじは7本です。7本の外れくじの中から2本を選ぶ場合の数は、7C2_7C_2で求められます。
7C2=7!2!(72)!=7!2!5!=7×62×1=21_7C_2 = \frac{7!}{2!(7-2)!} = \frac{7!}{2!5!} = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} = 21
したがって、2本とも外れる確率は、2本とも外れる場合の数を、すべてのくじの引き方の場合の数で割ることで求められます。
7C210C2=2145=715\frac{_7C_2}{_{10}C_2} = \frac{21}{45} = \frac{7}{15}

3. 最終的な答え

715\frac{7}{15}

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