ある高校の1年生全員が長椅子に座るとき、1脚に6人ずつ座ると15人が座れなくなる。また、1脚に7人ずつ座ると、使わない長椅子が3脚できる。長椅子の数は何脚以上何脚以下か?

代数学一次不等式文章問題方程式連立不等式
2025/6/5

1. 問題の内容

ある高校の1年生全員が長椅子に座るとき、1脚に6人ずつ座ると15人が座れなくなる。また、1脚に7人ずつ座ると、使わない長椅子が3脚できる。長椅子の数は何脚以上何脚以下か?

2. 解き方の手順

長椅子の数を xx 脚とする。
* 6人ずつ座る場合、座れる人数は 6x6x 人で、15人が座れないので、生徒の人数は 6x+156x + 15 人となる。
* 7人ずつ座る場合、使わない長椅子が3脚できるので、生徒が座っている長椅子は最大で x3x-3 脚、最小で x4x-4 脚と考えることができる。
* 最大の場合: すべての長椅子に7人が座っているわけではなく、x3x-3 脚に7人が座り、残りの長椅子には誰も座っていない状態。
* 最小の場合: x4x-4脚には7人ずつ座り、残りの1脚には誰も座っていないか、少なくとも1人以上座っている状態。
このとき、生徒の数は 7(x4)+16x+157(x3)7(x-4) + 1 \leq 6x + 15 \leq 7(x-3) と表せる。
まず、6x+157(x3)6x + 15 \leq 7(x-3) を解く。
6x+157x216x + 15 \leq 7x - 21
36x36 \leq x
次に、7(x4)+16x+157(x-4) + 1 \leq 6x + 15 を解く。
7x28+16x+157x - 28 + 1 \leq 6x + 15
7x276x+157x - 27 \leq 6x + 15
x42x \leq 42
したがって、36x4236 \leq x \leq 42 となる。

3. 最終的な答え

長椅子の数は36脚以上42脚以下である。

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