与えられた三角関数のグラフを描く問題です。具体的には、 (1) $y = \sin x$, $y = \cos x$, $y = \tan x$ (2) $y = \sin(x + \frac{\pi}{2})$ (3) $y = \sin(x - \frac{\pi}{2})$ (4) $y = \sin 2x$ (5) $y = \sin \frac{x}{2}$ (6) $y = 2 \sin x$ (7) $y = 2 \sin(2x - \frac{\pi}{2})$ のグラフを描画します。

解析学三角関数グラフ正弦波余弦波正接関数周期振幅位相
2025/6/5

1. 問題の内容

与えられた三角関数のグラフを描く問題です。具体的には、
(1) y=sinxy = \sin x, y=cosxy = \cos x, y=tanxy = \tan x
(2) y=sin(x+π2)y = \sin(x + \frac{\pi}{2})
(3) y=sin(xπ2)y = \sin(x - \frac{\pi}{2})
(4) y=sin2xy = \sin 2x
(5) y=sinx2y = \sin \frac{x}{2}
(6) y=2sinxy = 2 \sin x
(7) y=2sin(2xπ2)y = 2 \sin(2x - \frac{\pi}{2})
のグラフを描画します。

2. 解き方の手順

それぞれの関数について、グラフの形状、周期、振幅、位相のずれなどを考慮してグラフを描きます。
(1)
* y=sinxy = \sin x: 基本的な正弦波。周期は 2π2\pi, 振幅は1。
* y=cosxy = \cos x: 基本的な余弦波。周期は 2π2\pi, 振幅は1。sinx\sin xxx軸方向にπ2-\frac{\pi}{2}だけ平行移動したもの。
* y=tanxy = \tan x: 正接関数。周期はπ\pi。漸近線を持つ。
(2) y=sin(x+π2)y = \sin(x + \frac{\pi}{2})
sin(x+π2)=cosx\sin(x+\frac{\pi}{2}) = \cos xなので、これはy=cosxy = \cos xと同じグラフになります。つまり、y=sinxy = \sin xのグラフをxx軸方向にπ2-\frac{\pi}{2}だけ平行移動したものです。
(3) y=sin(xπ2)y = \sin(x - \frac{\pi}{2})
sin(xπ2)=cosx\sin(x-\frac{\pi}{2}) = -\cos xなので、これはy=cosxy = -\cos xのグラフになります。つまり、y=sinxy = \sin xのグラフをxx軸方向にπ2\frac{\pi}{2}だけ平行移動したものです。
(4) y=sin2xy = \sin 2x
xxが2倍されているので、周期が2π2=π\frac{2\pi}{2} = \piになります。振幅は1。
(5) y=sinx2y = \sin \frac{x}{2}
xx12\frac{1}{2}倍されているので、周期が2π12=4π\frac{2\pi}{\frac{1}{2}} = 4\piになります。振幅は1。
(6) y=2sinxy = 2 \sin x
sinx\sin xの振幅が2倍されているので、振幅が2になります。周期は2π2\pi
(7) y=2sin(2xπ2)y = 2 \sin(2x - \frac{\pi}{2})
まず、y=2sin(2(xπ4))y = 2 \sin(2(x - \frac{\pi}{4}))と変形できます。
y=sinxy = \sin xxx軸方向にπ4\frac{\pi}{4}だけ平行移動し、x軸方向に12\frac{1}{2}倍し、y軸方向に2倍したものになります。周期は2π2=π\frac{2\pi}{2} = \pi, 振幅は2。

3. 最終的な答え

それぞれのグラフは、それぞれの関数に応じた形状を持ちます。グラフを描く際には、周期、振幅、位相のずれを考慮してください。上記の考察を参考に、各関数のグラフを描いてください。正確なグラフを描くにはグラフ描画ツールを使用することをお勧めします。

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