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1. 問題の内容
問題は以下の2つです。
* **問題2**: 2桁の自然数のうち、各位の数の積が偶数になる自然数は何個あるか。
* **問題3**: 大中小3個のサイコロを投げるとき、以下の条件を満たす場合は何通りあるか。
* (1) 目がすべて異なる。
* (2) 少なくとも2個が同じ目。
* (3) 目の積が3の倍数。
* (4) 目の和が奇数。
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2. 解き方の手順
### 問題2
2桁の自然数は10から99までです。まず、すべての2桁の自然数の個数を求め、次に各位の数の積が奇数になる2桁の自然数の個数を求めます。積が偶数になる個数は、全体の個数から奇数になる個数を引くことで求められます。
1. 2桁の自然数の個数: $99 - 10 + 1 = 90$個。
2. 各位の数の積が奇数になる2桁の自然数。これは、十の位も一の位も奇数である必要があります。
* 十の位は1, 3, 5, 7, 9の5通り。
* 一の位も1, 3, 5, 7, 9の5通り。
* したがって、各位の数の積が奇数になる2桁の自然数は個。
3. 各位の数の積が偶数になる2桁の自然数: 全体から奇数になるものを引くので、$90 - 25 = 65$個。
### 問題3
(1) 目がすべて異なる。
* 大のサイコロは6通りの目が出ます。
* 中のサイコロは、大のサイコロと異なる目が出る必要があるため、5通り。
* 小のサイコロは、大と中のサイコロと異なる目が出る必要があるため、4通り。
* したがって、通り。
(2) 少なくとも2個が同じ目。
これは、すべての目の出方から、(1)の「目がすべて異なる」場合を引くことで求められます。
* すべての目の出方は通り。
* したがって、少なくとも2個が同じ目である場合は、通り。
(3) 目の積が3の倍数。
これは、積が3の倍数にならない場合を全体から引くことで求めます。積が3の倍数にならないのは、どのサイコロの目も3の倍数(3または6)でないときです。つまり、各サイコロの目は1, 2, 4, 5のいずれかです。
* 積が3の倍数にならない出方は、通り。
* したがって、目の積が3の倍数になる出方は、通り。
(4) 目の和が奇数。
3つのサイコロの目の和が奇数になるのは、以下の2つの場合です。
* 奇数 + 奇数 + 奇数
* 奇数 + 偶数 + 偶数
1. 奇数 + 奇数 + 奇数: $3 \times 3 \times 3 = 27$通り。
2. 奇数 + 偶数 + 偶数: 奇数のサイコロの位置が3通りあるので、$3 \times (3 \times 3 \times 3) = 3 \times 27 = 81$通り。
したがって、目の和が奇数になる出方は、通り。
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3. 最終的な答え
* **問題2**: 65個
* **問題3**:
* (1) 120通り
* (2) 96通り
* (3) 152通り
* (4) 108通り