(1) $(3x+2)^2+2(3x+2)-3$ を因数分解する。 (2) $\triangle ABC$ において、$\triangle ABC$ が鈍角三角形であることは、$\angle A > 90^\circ$ であるための必要条件、十分条件であるかを答える。 (3) $0^\circ \leq \theta \leq 180^\circ$ とする。$\cos \theta = -\frac{1}{5}$ であるとき、$\sin \theta$ と $\tan \theta$ を求める。 (4) A, B, C, D, E, F の 6 人の生徒がいる。6 人の生徒から 3 人を選ぶ方法の総数と、6 人が横一列に並ぶとき、A, B, C の 3 人が連続して並ぶ方法の総数を求める。

代数学因数分解三角比組み合わせ順列必要十分条件
2025/6/6

1. 問題の内容

(1) (3x+2)2+2(3x+2)3(3x+2)^2+2(3x+2)-3 を因数分解する。
(2) ABC\triangle ABC において、ABC\triangle ABC が鈍角三角形であることは、A>90\angle A > 90^\circ であるための必要条件、十分条件であるかを答える。
(3) 0θ1800^\circ \leq \theta \leq 180^\circ とする。cosθ=15\cos \theta = -\frac{1}{5} であるとき、sinθ\sin \thetatanθ\tan \theta を求める。
(4) A, B, C, D, E, F の 6 人の生徒がいる。6 人の生徒から 3 人を選ぶ方法の総数と、6 人が横一列に並ぶとき、A, B, C の 3 人が連続して並ぶ方法の総数を求める。

2. 解き方の手順

(1)
X=3x+2X = 3x+2 とおくと、
X2+2X3=(X+3)(X1)=(3x+2+3)(3x+21)=(3x+5)(3x+1)X^2+2X-3 = (X+3)(X-1) = (3x+2+3)(3x+2-1) = (3x+5)(3x+1).
(2)
ABC\triangle ABC が鈍角三角形であることは、A>90\angle A > 90^\circ であるための十分条件である。
なぜなら、A>90\angle A > 90^\circ ならば、ABC\triangle ABC は鈍角三角形である。
しかし、ABC\triangle ABC が鈍角三角形であっても、A>90\angle A > 90^\circ とは限らない。例えば B>90\angle B > 90^\circ かもしれない。
よって、ABC\triangle ABC が鈍角三角形であることは、A>90\angle A > 90^\circ であるための十分条件であるが、必要条件ではない。
答えは 3。
(3)
cos2θ+sin2θ=1\cos^2 \theta + \sin^2 \theta = 1 より、sin2θ=1cos2θ=1(15)2=1125=2425\sin^2 \theta = 1 - \cos^2 \theta = 1 - \left(-\frac{1}{5}\right)^2 = 1 - \frac{1}{25} = \frac{24}{25}
0θ1800^\circ \leq \theta \leq 180^\circ なので sinθ0\sin \theta \geq 0
よって、sinθ=2425=245=265\sin \theta = \sqrt{\frac{24}{25}} = \frac{\sqrt{24}}{5} = \frac{2\sqrt{6}}{5}
tanθ=sinθcosθ=26515=26\tan \theta = \frac{\sin \theta}{\cos \theta} = \frac{\frac{2\sqrt{6}}{5}}{-\frac{1}{5}} = -2\sqrt{6}
(4)
6 人から 3 人を選ぶ方法は、6C3=6!3!3!=6×5×43×2×1=20{}_6 C_3 = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20 通り。
A, B, C の 3 人をひとまとめにして考えると、(ABC), D, E, F の 4 つのものを並べることになる。並べ方は 4!=4×3×2×1=244! = 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 24 通り。
A, B, C の並び方は 3!=3×2×1=63! = 3 \times 2 \times 1 = 6 通り。
よって、A, B, C の 3 人が連続して並ぶ方法は 4!×1=244! \times 1 = 24 通り。
ABCの順番は固定。
4!=244! = 24。A,B,Cを入れ替えないので、ABC,ACB,BAC,BCA,CAB,CBAの順番の入れ替えは起こらない。
(ABC)DEF
D(ABC)EF
DE(ABC)F
DEF(ABC)
の4通り。
ABCが固定のときは、4!=244! = 24通り。

3. 最終的な答え

(1) (3x+5)(3x+1)(3x+5)(3x+1)
(2) 3
(3) sinθ=265\sin \theta = \frac{2\sqrt{6}}{5}, tanθ=26\tan \theta = -2\sqrt{6}
(4) 20, 24

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