与えられた式が等しいことを示す問題です。 $\frac{1}{2} \cdot 2^{n-1} (2^{n-1} + 2^{n-1}) = 2^{n-2} (3 \cdot 2^{n-1} - 1)$

代数学指数式の簡略化等式
2025/6/7

1. 問題の内容

与えられた式が等しいことを示す問題です。
122n1(2n1+2n1)=2n2(32n11)\frac{1}{2} \cdot 2^{n-1} (2^{n-1} + 2^{n-1}) = 2^{n-2} (3 \cdot 2^{n-1} - 1)

2. 解き方の手順

まず、左辺を簡略化します。
122n1(2n1+2n1)=122n1(22n1)\frac{1}{2} \cdot 2^{n-1} (2^{n-1} + 2^{n-1}) = \frac{1}{2} \cdot 2^{n-1} (2 \cdot 2^{n-1})
=122n122n1= \frac{1}{2} \cdot 2^{n-1} \cdot 2 \cdot 2^{n-1}
=2n12n1= 2^{n-1} \cdot 2^{n-1}
=2(n1)+(n1)= 2^{(n-1) + (n-1)}
=22n2= 2^{2n-2}
次に、右辺を簡略化します。
2n2(32n11)=2n2(32n1)2n22^{n-2} (3 \cdot 2^{n-1} - 1) = 2^{n-2} (3 \cdot 2^{n-1}) - 2^{n-2}
=32n22n12n2= 3 \cdot 2^{n-2} \cdot 2^{n-1} - 2^{n-2}
=32(n2)+(n1)2n2= 3 \cdot 2^{(n-2) + (n-1)} - 2^{n-2}
=322n32n2= 3 \cdot 2^{2n-3} - 2^{n-2}
=322n32n2= 3 \cdot 2^{2n-3} - 2^{n-2}
ここで 22n22^{2n-2} を作り出すことを考えます.
322n3=322n21=322n221=3222n23 \cdot 2^{2n-3} = 3 \cdot 2^{2n-2-1} = 3 \cdot 2^{2n-2} \cdot 2^{-1} = \frac{3}{2} \cdot 2^{2n-2}.
また,2n22^{n-2}22n22^{2n-2}で表せるかを考えます. これは難しいです.
そこで、左辺を別の形で変形してみましょう。
左辺は、22n22^{2n-2}だったので、22(n1)=(22)n1=4n12^{2(n-1)} = (2^2)^{n-1} = 4^{n-1}.
右辺は、2n2(32n11)2^{n-2} (3 \cdot 2^{n-1} - 1)
2n2(32n11)=2n2(32n11)=32n2+n12n2=322n32n2=322n32n22^{n-2} (3 \cdot 2^{n-1} - 1) = 2^{n-2} (3 \cdot 2^{n-1} - 1) = 3 \cdot 2^{n-2+n-1} - 2^{n-2} = 3 \cdot 2^{2n-3} - 2^{n-2} = 3 \cdot 2^{2n-3} - 2^{n-2}.
22n22^{2n-2}に等しくなることを確認するために、右辺の式を展開して簡略化します。
2n2(32n11)=32n22n12n22^{n-2} (3 \cdot 2^{n-1} - 1) = 3 \cdot 2^{n-2} \cdot 2^{n-1} - 2^{n-2}
=32n2+n12n2= 3 \cdot 2^{n-2 + n-1} - 2^{n-2}
=322n32n2= 3 \cdot 2^{2n-3} - 2^{n-2}
22n3=22n21=22n2/22^{2n-3} = 2^{2n-2-1} = 2^{2n-2} / 2 なので,
=322n222n2= 3 \cdot \frac{2^{2n-2}}{2} - 2^{n-2}
=3222n22n2= \frac{3}{2} 2^{2n-2} - 2^{n-2}.
左辺と右辺が等しくなるためには, 3222n22n2=22n2\frac{3}{2} 2^{2n-2} - 2^{n-2} = 2^{2n-2}.
よって、1222n2=2n2\frac{1}{2} 2^{2n-2} = 2^{n-2}でなければなりません.
22n3=2n22^{2n-3} = 2^{n-2}
2n3=n22n-3 = n-2 より n=1n=1
しかし、n=1n=1は一般的に成り立つわけではないので、左辺と右辺は等しくありません。
問題文に誤りがあります。

3. 最終的な答え

与えられた式は一般的には成り立ちません。問題文に誤りがある可能性があります。

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