## 1. 問題の内容

代数学等差数列等比数列数列の和二次方程式
2025/6/7
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1. 問題の内容

問題は2つあります。

1. 100以下の自然数のうち、6で割ると2余るものの和を求めよ。

2. -8, a, bがこの順で等差数列をなし、a, b, -36がこの順で等比数列をなすとき、a, bの値を求めよ。

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2. 解き方の手順

### 問題1
6で割ると2余る数は、6n + 2 (nは整数)と表すことができます。
100以下の自然数なので、
6n+21006n + 2 \le 100
6n986n \le 98
n986=16.333...n \le \frac{98}{6} = 16.333...
したがって、nは0から16までの整数です。
数列の最初の項は、6×0+2=26 \times 0 + 2 = 2
数列の最後の項は、6×16+2=986 \times 16 + 2 = 98
等差数列の和の公式は、S=n(a1+an)2S = \frac{n(a_1 + a_n)}{2} です。
ここで、nは項の数、a\_1は最初の項、a\_nは最後の項です。
項の数は17個(0から16まで)なので、
S=17(2+98)2=17×1002=17×50=850S = \frac{17(2 + 98)}{2} = \frac{17 \times 100}{2} = 17 \times 50 = 850
### 問題2
-8, a, bが等差数列をなすので、
2a=8+b2a = -8 + b
b=2a+8b = 2a + 8
a, b, -36が等比数列をなすので、
b2=a×(36)b^2 = a \times (-36)
b2=36ab^2 = -36a
b=2a+8b = 2a + 8b2=36ab^2 = -36a に代入します。
(2a+8)2=36a(2a + 8)^2 = -36a
4a2+32a+64=36a4a^2 + 32a + 64 = -36a
4a2+68a+64=04a^2 + 68a + 64 = 0
a2+17a+16=0a^2 + 17a + 16 = 0
(a+1)(a+16)=0(a + 1)(a + 16) = 0
したがって、a=1a = -1 または a=16a = -16
a=1a = -1 のとき、b=2(1)+8=2+8=6b = 2(-1) + 8 = -2 + 8 = 6
a=16a = -16 のとき、b=2(16)+8=32+8=24b = 2(-16) + 8 = -32 + 8 = -24
したがって、(a, b) = (-1, 6) または (a, b) = (-16, -24)
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3. 最終的な答え

問題1: 850
問題2: (a, b) = (-1, 6) または (a, b) = (-16, -24)

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