放物線 $C: y = 3x^2 + 6x$ を原点に関して対称移動し、得られた放物線を $x$ 軸方向に $a$, $y$ 軸方向に $b$ 平行移動したところ、$y = -3x^2 - 18x$ となった。$a$ と $b$ の値を求める。

代数学放物線平行移動対称移動二次関数
2025/6/6

1. 問題の内容

放物線 C:y=3x2+6xC: y = 3x^2 + 6x を原点に関して対称移動し、得られた放物線を xx 軸方向に aa, yy 軸方向に bb 平行移動したところ、y=3x218xy = -3x^2 - 18x となった。aabb の値を求める。

2. 解き方の手順

ステップ1:放物線 CC を原点に関して対称移動する。
原点対称移動は、xxx-x に、yyy-y に置き換えることで得られる。
よって、y=3(x)2+6(x)-y = 3(-x)^2 + 6(-x) となる。
これを整理すると、y=3x2+6xy = -3x^2 + 6x となる。
ステップ2:得られた放物線を xx 軸方向に aa, yy 軸方向に bb 平行移動する。
xx 軸方向に aa 平行移動するには、xxxax - a に置き換える。
yy 軸方向に bb 平行移動するには、yyyby - b に置き換える。
よって、yb=3(xa)2+6(xa)y - b = -3(x - a)^2 + 6(x - a) となる。
これを整理すると、y=3(x22ax+a2)+6x6a+by = -3(x^2 - 2ax + a^2) + 6x - 6a + b
y=3x2+6ax3a2+6x6a+by = -3x^2 + 6ax - 3a^2 + 6x - 6a + b
y=3x2+(6a+6)x3a26a+by = -3x^2 + (6a + 6)x - 3a^2 - 6a + b
ステップ3:得られた放物線の式を y=3x218xy = -3x^2 - 18x と比較する。
y=3x2+(6a+6)x3a26a+by = -3x^2 + (6a + 6)x - 3a^2 - 6a + by=3x218xy = -3x^2 - 18x を比較すると、
xx の係数について、6a+6=186a + 6 = -18 が成り立つ。
定数項について、3a26a+b=0-3a^2 - 6a + b = 0 が成り立つ。
ステップ4:aa の値を求める。
6a+6=186a + 6 = -18 を解くと、
6a=246a = -24
a=4a = -4
ステップ5:bb の値を求める。
3a26a+b=0-3a^2 - 6a + b = 0a=4a = -4 を代入すると、
3(4)26(4)+b=0-3(-4)^2 - 6(-4) + b = 0
3(16)+24+b=0-3(16) + 24 + b = 0
48+24+b=0-48 + 24 + b = 0
24+b=0-24 + b = 0
b=24b = 24

3. 最終的な答え

a=4a = -4, b=24b = 24

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