1から10までの番号札が入った箱から、1枚の札を取り出して数字を記録し、札を箱に戻すという操作を3回繰り返す。 (1) 取り出される数字の最大値が6以下になる確率を求める。 (2) 取り出される数字の最大値が6になる確率を求める。

確率論・統計学確率確率分布最大値事象
2025/6/6

1. 問題の内容

1から10までの番号札が入った箱から、1枚の札を取り出して数字を記録し、札を箱に戻すという操作を3回繰り返す。
(1) 取り出される数字の最大値が6以下になる確率を求める。
(2) 取り出される数字の最大値が6になる確率を求める。

2. 解き方の手順

(1) 取り出される数字の最大値が6以下になる確率
3回とも1から6のいずれかの数字が出れば良いので、各回の確率は610=35\frac{6}{10} = \frac{3}{5}
したがって、3回とも1から6が出る確率は、
(35)3=27125(\frac{3}{5})^3 = \frac{27}{125}
(2) 取り出される数字の最大値が6になる確率
最大値が6になるのは、3回とも6以下であり、かつ少なくとも1回は6が出る場合である。
3回とも6以下である確率は、(1)で求めた27125\frac{27}{125}である。
3回とも5以下である確率は、(510)3=(12)3=18=1251000=1251000(\frac{5}{10})^3 = (\frac{1}{2})^3 = \frac{1}{8} = \frac{125}{1000} = \frac{125}{1000}
最大値が6になる確率は、3回とも6以下である確率から、3回とも5以下である確率を引けばよい。
27125(510)3=2712518=2161251000=911000\frac{27}{125} - (\frac{5}{10})^3 = \frac{27}{125} - \frac{1}{8} = \frac{216 - 125}{1000} = \frac{91}{1000}

3. 最終的な答え

(1) 取り出される数字の最大値が6以下になる確率は 27125\frac{27}{125}
(2) 取り出される数字の最大値が6になる確率は 911000\frac{91}{1000}

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