与えられた整式の組について、最大公約数と最小公倍数を求める問題です。以下の4つの問題があります。 (1) $4ab^3$, $2a^2bc$, $6a^3b^2c^2$ (2) $x(x-1)$, $(x-1)^2$ (3) $x^2+x-2$, $x^4+2x^2-3$ (4) $x^2+2x$, $x^2+x-2$, $x^2+4x+4$

代数学最大公約数最小公倍数多項式因数分解
2025/6/7

1. 問題の内容

与えられた整式の組について、最大公約数と最小公倍数を求める問題です。以下の4つの問題があります。
(1) 4ab34ab^3, 2a2bc2a^2bc, 6a3b2c26a^3b^2c^2
(2) x(x1)x(x-1), (x1)2(x-1)^2
(3) x2+x2x^2+x-2, x4+2x23x^4+2x^2-3
(4) x2+2xx^2+2x, x2+x2x^2+x-2, x2+4x+4x^2+4x+4

2. 解き方の手順

最大公約数 (GCD) と最小公倍数 (LCM) を求める手順は以下の通りです。
(1) 各整式を素因数分解する。
(2) GCD: 各整式に共通する素因数の最小の指数を取る。
(3) LCM: 各整式に現れる素因数の最大の指数を取る。
(1) 4ab34ab^3, 2a2bc2a^2bc, 6a3b2c26a^3b^2c^2
4ab3=22ab34ab^3 = 2^2 \cdot a \cdot b^3
2a2bc=2a2bc2a^2bc = 2 \cdot a^2 \cdot b \cdot c
6a3b2c2=23a3b2c26a^3b^2c^2 = 2 \cdot 3 \cdot a^3 \cdot b^2 \cdot c^2
GCD: 2ab=2ab2 \cdot a \cdot b = 2ab
LCM: 223a3b3c2=12a3b3c22^2 \cdot 3 \cdot a^3 \cdot b^3 \cdot c^2 = 12a^3b^3c^2
(2) x(x1)x(x-1), (x1)2(x-1)^2
x(x1)=x(x1)x(x-1) = x \cdot (x-1)
(x1)2=(x1)2(x-1)^2 = (x-1)^2
GCD: (x1)(x-1)
LCM: x(x1)2x(x-1)^2
(3) x2+x2x^2+x-2, x4+2x23x^4+2x^2-3
x2+x2=(x+2)(x1)x^2+x-2 = (x+2)(x-1)
x4+2x23=(x2+3)(x21)=(x2+3)(x+1)(x1)x^4+2x^2-3 = (x^2+3)(x^2-1) = (x^2+3)(x+1)(x-1)
GCD: (x1)(x-1)
LCM: (x+2)(x1)(x2+3)(x+1)=(x+2)(x+1)(x1)(x2+3)(x+2)(x-1)(x^2+3)(x+1) = (x+2)(x+1)(x-1)(x^2+3)
(4) x2+2xx^2+2x, x2+x2x^2+x-2, x2+4x+4x^2+4x+4
x2+2x=x(x+2)x^2+2x = x(x+2)
x2+x2=(x+2)(x1)x^2+x-2 = (x+2)(x-1)
x2+4x+4=(x+2)2x^2+4x+4 = (x+2)^2
GCD: (x+2)(x+2)
LCM: x(x+2)2(x1)x(x+2)^2(x-1)

3. 最終的な答え

(1) 最大公約数: 2ab2ab, 最小公倍数: 12a3b3c212a^3b^3c^2
(2) 最大公約数: x1x-1, 最小公倍数: x(x1)2x(x-1)^2
(3) 最大公約数: x1x-1, 最小公倍数: (x+2)(x+1)(x1)(x2+3)(x+2)(x+1)(x-1)(x^2+3)
(4) 最大公約数: x+2x+2, 最小公倍数: x(x+2)2(x1)x(x+2)^2(x-1)

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