周囲9kmの池の周りを、Aは自転車、Bは走って回る。2人は同時に同じ場所をスタートし、反対方向に回ると20分後に出会い、同じ方向に回ると60分後にAがBを1周差をつけて追い抜く。Aの速さを分速 $x$ m、Bの速さを分速 $y$ mとする。以下の問いに答えよ。 (1) 2人が反対方向に回るとき、20分間で2人の進んだ道のりの和が池の周りの長さと等しくなるので、方程式を作れ。 (2) 2人が同じ方向に回るとき、60分間で2人の進んだ道のりの差が池の周りの長さと等しくなるので、方程式を作れ。 (3) (1), (2)で作った式を連立方程式として解いて、A, Bの速さをそれぞれ求めよ。

代数学連立方程式文章問題速さ距離方程式
2025/6/7

1. 問題の内容

周囲9kmの池の周りを、Aは自転車、Bは走って回る。2人は同時に同じ場所をスタートし、反対方向に回ると20分後に出会い、同じ方向に回ると60分後にAがBを1周差をつけて追い抜く。Aの速さを分速 xx m、Bの速さを分速 yy mとする。以下の問いに答えよ。
(1) 2人が反対方向に回るとき、20分間で2人の進んだ道のりの和が池の周りの長さと等しくなるので、方程式を作れ。
(2) 2人が同じ方向に回るとき、60分間で2人の進んだ道のりの差が池の周りの長さと等しくなるので、方程式を作れ。
(3) (1), (2)で作った式を連立方程式として解いて、A, Bの速さをそれぞれ求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 反対方向に回る場合、20分後に出会うので、Aが進んだ距離とBが進んだ距離の和が9kmになる。9kmは9000mなので、
20x+20y=900020x + 20y = 9000
(2) 同じ方向に回る場合、60分後にAがBを1周差をつけて追い抜くので、Aが進んだ距離とBが進んだ距離の差が9kmになる。
60x60y=900060x - 60y = 9000
(3) (1)と(2)の式を連立方程式として解く。
20x+20y=900020x + 20y = 9000 を 20 で割ると、x+y=450x + y = 450
60x60y=900060x - 60y = 9000 を 60 で割ると、xy=150x - y = 150
上記の2式を足すと、
2x=6002x = 600
x=300x = 300
x+y=450x + y = 450x=300x=300 を代入すると、
300+y=450300 + y = 450
y=150y = 150

3. 最終的な答え

(1) 20x+20y=900020x + 20y = 9000
(2) 60x60y=900060x - 60y = 9000
(3) Aの速さ:分速300m
Bの速さ:分速150m

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