2次方程式 $x^2 - kx + k + 3 = 0$ が異なる2つの負の解を持つような定数 $k$ の値の範囲を求めよ。

代数学二次方程式解の範囲判別式解と係数の関係
2025/6/7

1. 問題の内容

2次方程式 x2kx+k+3=0x^2 - kx + k + 3 = 0 が異なる2つの負の解を持つような定数 kk の値の範囲を求めよ。

2. 解き方の手順

2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 が異なる2つの実数解を持つ条件は、判別式 D=b24ac>0D = b^2 - 4ac > 0 である。
また、2つの解 α,β\alpha, \beta がともに負である条件は、
α+β<0\alpha + \beta < 0 かつ αβ>0\alpha\beta > 0 である。
与えられた2次方程式 x2kx+k+3=0x^2 - kx + k + 3 = 0 に対して、
判別式 DD
D=(k)24(1)(k+3)=k24k12D = (-k)^2 - 4(1)(k+3) = k^2 - 4k - 12
異なる2つの実数解を持つ条件は
D>0D > 0 より
k24k12>0k^2 - 4k - 12 > 0
(k6)(k+2)>0(k - 6)(k + 2) > 0
k<2k < -2 または k>6k > 6
解と係数の関係より
α+β=k\alpha + \beta = k
αβ=k+3\alpha \beta = k + 3
2つの解がともに負である条件は
α+β<0\alpha + \beta < 0 かつ αβ>0\alpha\beta > 0 より
k<0k < 0 かつ k+3>0k + 3 > 0
k<0k < 0 かつ k>3k > -3
3<k<0-3 < k < 0
以上の条件をすべて満たす kk の範囲は、
k<2k < -2 または k>6k > 6
かつ
3<k<0-3 < k < 0
より
3<k<2-3 < k < -2

3. 最終的な答え

3<k<2-3 < k < -2

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