ある列車が、1040mの鉄橋を渡り終えるのに40秒かかり、2090mのトンネルを通過するのに75秒かかります。列車の長さを $x$ m、速さを秒速 $y$ mとして、与えられた情報から方程式を立て、列車の長さと速さを求める問題です。

代数学連立方程式文章問題速さ距離方程式
2025/6/7

1. 問題の内容

ある列車が、1040mの鉄橋を渡り終えるのに40秒かかり、2090mのトンネルを通過するのに75秒かかります。列車の長さを xx m、速さを秒速 yy mとして、与えられた情報から方程式を立て、列車の長さと速さを求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) 鉄橋を渡る場合:
列車が鉄橋を渡り終えるまでに進む距離は、鉄橋の長さと列車の長さを足したものです。
したがって、進む距離は (1040+x)(1040 + x) mです。
この距離を40秒で進むので、 1040+x=40y1040 + x = 40y という方程式が成り立ちます。
(2) トンネルを通過する場合:
列車がトンネルを通過し終えるまでに進む距離は、トンネルの長さと列車の長さを足したものです。
したがって、進む距離は (2090+x)(2090 + x) mです。
この距離を75秒で進むので、 2090+x=75y2090 + x = 75y という方程式が成り立ちます。
(3) 連立方程式を解く:
二つの方程式 1040+x=40y1040 + x = 40y2090+x=75y2090 + x = 75y を連立させて解きます。
x=40y1040x = 40y - 10402090+x=75y2090 + x = 75y に代入すると、
2090+(40y1040)=75y2090 + (40y - 1040) = 75y
2090+40y1040=75y2090 + 40y - 1040 = 75y
1050=35y1050 = 35y
y=105035=30y = \frac{1050}{35} = 30
よって、列車の速さは秒速30mです。
y=30y = 30x=40y1040x = 40y - 1040 に代入すると、
x=40(30)1040=12001040=160x = 40(30) - 1040 = 1200 - 1040 = 160
よって、列車の長さは160mです。

3. 最終的な答え

列車の長さ = 160 m
列車の速さ = 30 m/s

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