(1) 3直線が共有点を持たない条件を求める。
まず、bx+y=2 と x+y=3 が平行でない場合を考える。このとき、bx+y=2 と x+y=3 の交点を求める。 x+y=3 より y=3−x。これを bx+y=2 に代入すると、 bx+(3−x)=2 (b−1)x=−1 x=b−1−1=1−b1 y=3−x=3−1−b1=1−b3(1−b)−1=1−b3−3b−1=1−b2−3b したがって、2直線の交点は (1−b1,1−b2−3b) となる。 この点が x+ay=0 上にない場合、3直線は共有点を持たない。 x+ay=0 に代入すると、 1−b1+a1−b2−3b=0 1+a(2−3b)=0 1+2a−3ab=0 2a−3ab=−1 a(3b−2)=1 a=3b−21 したがって、a=3b−21 ならば、3直線は1点で交わらない。 次に、bx+y=2 と x+y=3 が平行な場合を考える。このとき、b=1。 3直線は x+ay=0, x+y=2, x+y=3 となる。x+y=2 と x+y=3 は平行なので共有点を持たない。したがって、3直線が共有点を持たないためには、b=1 かつ a=1 であればよい。b=1 のとき、a=3b−21=3−21=1 であるので、a=1 は、a=3b−21 を満たす。 2直線が平行であることだけでは、3直線が共有点を持たないとは言えないので、他に平行な組がないか確認する。
x+ay=0 の傾きは −a1 bx+y=2 の傾きは −b x+y=3 の傾きは −1 x+ay=0 と bx+y=2 が平行なとき、−a1=−b, ab=1 x+ay=0 と x+y=3 が平行なとき、−a1=−1, a=1 bx+y=2 と x+y=3 が平行なとき、−b=−1, b=1 ab=1 のとき、a=b1。a=3b−21 に代入すると、b1=3b−21。したがって、b=3b−2, 2b=2, b=1。 したがって、ab=1 かつ b=1 のとき、3直線は共有点を持たない。 (2) 3直線が1点で交わる条件を求める。
bx+y=2 と x+y=3 の交点は (1−b1,1−b2−3b) であった。この点が x+ay=0 上にあるとき、3直線は1点で交わる。 したがって、a=3b−21 のとき、3直線は1点で交わる。