$t$ を0でない実数の定数として、2つの2次方程式 $x^2 - 3tx - 6t = 0$ と $tx^2 - x + 2t = 0$ が共通の実数解を持つとき、共通の実数解 $x$ と $t$ の値を求める問題です。
2025/6/8
1. 問題の内容
を0でない実数の定数として、2つの2次方程式 と が共通の実数解を持つとき、共通の実数解 と の値を求める問題です。
2. 解き方の手順
共通の実数解を とします。すると、以下の2つの式が成り立ちます。
...(1)
...(2)
(1)と(2)から を消去することを考えます。 (1)より、 、したがって . (ただし、)
(2)より、.
(2) × 3 - (1) × より:
次に、(1)× - (2)より
(1)×t - (2)をで置き換えると
上記で であることを利用して が解でないことを確かめます。を(1)に代入すると、、となり矛盾します。同様に、を(2)に代入すると、、、.
を(1)に代入すると、. この判別式は、なので、は実数解を持ちません。よって、共通解が ということはないです。
つまり のとき、で、.
のとき
に を代入すると、, , .
に代入すると , , 判別式は.
を に代入すると となり不適。
を に代入すると となり不適。
式(1) - 式(2)*3 より
.
(1)に代入して、.
.
.
. より、.
.
.
(1)に代入すると、.
(2)に代入すると、.
これは誤りです.
とすると、
と. つまり
、
(-2)^2-3t(-2)-6t=
0. 4+6t-6t=0.これは矛盾。
解1:
(1)×1-(2)×3:
,
(8/9)(16)-4+2(8/9)=0
(128/9)-36/9+16/9==108/9
0=0
解2
3. 最終的な答え
共通の実数解は であり, である。