(a) 与えられた連立一次方程式 $\begin{cases} 3x + 5y = 1 \\ x + 2y = -1 \end{cases}$ を、2x2 行列 $A$ を用いて $Ax = b$ の形で表す。ただし、$x = \begin{pmatrix} x \\ y \end{pmatrix}$, $b = \begin{pmatrix} 1 \\ -1 \end{pmatrix}$ である。 (b) 行列 $A$ の逆行列 $A^{-1}$ を求め、連立一次方程式の解 $x = \begin{pmatrix} x \\ y \end{pmatrix}$ を求める。
2025/6/8
1. 問題の内容
(a) 与えられた連立一次方程式 を、2x2 行列 を用いて の形で表す。ただし、, である。
(b) 行列 の逆行列 を求め、連立一次方程式の解 を求める。
2. 解き方の手順
(a) 連立一次方程式を行列で表現する。
行列 は と の係数から構成され、ベクトル は方程式の右辺を表す。
したがって、 となる。
よって、 は と表せる。
(b) 2x2 行列の逆行列を求める。
行列 の逆行列 は、 とすると、
で与えられる。
この問題の行列 は なので、 となる。
したがって、 である。
連立一次方程式の解を求める。
の両辺に左から を掛けると、 となり、 が得られる。
となる。
3. 最終的な答え
(a) の形で表すと:
(b) 逆行列 :
解 :