(1) 花子さんの1か月の利用料金 P が7000円となるような x の値を求めます。 花子さんはプランAを利用しています。x が100以上の自然数であることに注意します。 まず、x≤240 のとき、利用料金は6000円となり、7000円になりません。 x>240 のとき、利用料金は 6000+10(x−240) 円となります。 したがって、6000+10(x−240)=7000 を解きます。 10(x−240)=1000 x−240=100 (2) 花子さんと太郎さんの1か月の利用料金の差 ∣P−Q∣ が1200円となるような x の値を求めます。 花子さんはプランA、太郎さんはプランBを利用しています。
x≤240 のとき、花子さんの利用料金 P は6000円です。 太郎さんの利用料金 Q は 500+20x 円です。 ∣P−Q∣=∣6000−(500+20x)∣=∣5500−20x∣=1200 を解きます。 5500−20x=1200 または 5500−20x=−1200 20x=4300 または 20x=6700 x=215 または x=335 x>240 のとき、花子さんの利用料金 P は 6000+10(x−240) 円です。 太郎さんの利用料金 Q は 500+20x 円です。 ∣P−Q∣=∣6000+10(x−240)−(500+20x)∣=∣6000+10x−2400−500−20x∣=∣3100−10x∣=1200 を解きます。 3100−10x=1200 または 3100−10x=−1200 10x=1900 または 10x=4300 x=190 または x=430 x>240 の条件より、x=430 のみが該当します。 よって、x=215,335,430 (3) 花子さんがプランCに変更し、太郎さんはプランBのまま利用します。
花子さんの利用料金を P、太郎さんの利用料金を Q とします。 条件1: ∣P−Q∣≤1200 条件2: 花子さんの1か月の利用料金が、プランAを利用していたときの1か月の利用料金以下になる。
まず、条件1について考えます。
Q=500+20x x≤300 のとき、P=5000+5(x−100)=5000+5x−500=4500+5x ∣P−Q∣=∣4500+5x−(500+20x)∣=∣4000−15x∣≤1200 −1200≤4000−15x≤1200 −5200≤−15x≤−2800 2800≤15x≤5200 186.67≤x≤346.67 x は自然数なので、187≤x≤346 ここで、x≤300 の条件と合わせると、187≤x≤300 x>300 のとき、P=5000+5(300−100)+15(x−300)=5000+1000+15x−4500=1500+15x ∣P−Q∣=∣1500+15x−(500+20x)∣=∣1000−5x∣≤1200 −1200≤1000−5x≤1200 −2200≤−5x≤200 −200≤5x≤2200 −40≤x≤440 x は自然数なので、x≤440 ここで、x>300 の条件と合わせると、301≤x≤440 したがって、条件1を満たす x の範囲は、187≤x≤440 次に、条件2について考えます。
プランAを利用していたときの料金は、x≤240 のとき 6000円、x>240 のとき 6000+10(x−240) 円です。 x≤300 のとき、P=4500+5x 4500+5x≤6000 (プランAの料金が6000円以下) 5x≤1500 これは x≤300 の条件を満たしています。 x>300 のとき、P=1500+15x 1500+15x≤6000+10(x−240) (プランAの料金以下) 1500+15x≤6000+10x−2400 5x≤2100 よって、条件2を満たす x の範囲は、100≤x≤420 条件1と条件2を両方満たす x の範囲は、187≤x≤420