A, B, C, D, E, Fの6文字を全て使ってできる順列を辞書式順に並べたとき、以下の2つの問いに答える。 (1) 140番目の文字列を求める。 (2) FBCDAEは何番目の文字列か求める。

代数学順列辞書式順序場合の数数え上げ
2025/6/8

1. 問題の内容

A, B, C, D, E, Fの6文字を全て使ってできる順列を辞書式順に並べたとき、以下の2つの問いに答える。
(1) 140番目の文字列を求める。
(2) FBCDAEは何番目の文字列か求める。

2. 解き方の手順

(1) 140番目の文字列を求める。
6つの文字の順列の総数は 6!=7206! = 720 である。
辞書式順に並べるので、最初の文字を固定して考える。
- Aで始まる文字列の数は 5!=1205! = 120 個である。
- Bで始まる文字列の数は 5!=1205! = 120 個である。
140番目はAで始まる文字列の次に来るので、Aで始まる120個の文字列の後にBで始まる文字列が来る。
140120=20140 - 120 = 20 より、Bで始まる文字列の中で20番目の文字列を求めればよい。
- BAで始まる文字列の数は 4!=244! = 24 個である。
20番目はBAで始まる文字列の中に含まれる。
BAの次にC,D,E,Fの順に並べていく。
- BACで始まる文字列の数は 3!=63! = 6 個である。
- BADで始まる文字列の数は 3!=63! = 6 個である。
- BAEで始まる文字列の数は 3!=63! = 6 個である。
6+6+6=186 + 6 + 6 = 18 より、BAEで始まる文字列の最後は18番目である。
よって、20番目はBAFで始まる文字列である。
2018=220 - 18 = 2 より、BAFで始まる文字列の中で2番目の文字列を求めればよい。
BAFの次にC,D,Eの順に並べていく。
- BAFCD Eは1番目
- BAFCE Dは2番目
よって、140番目の文字列はBAFCEDである。
(2) FBCDAEが何番目の文字列か求める。
まず、A,B,C,D,E,F の順に並んでいる文字列から数えていく。
- Aで始まる文字列の数は 5!=1205! = 120
- Bで始まる文字列の数は 5!=1205! = 120
- Cで始まる文字列の数は 5!=1205! = 120
- Dで始まる文字列の数は 5!=1205! = 120
- Eで始まる文字列の数は 5!=1205! = 120
Fで始まる文字列は5!=1205! = 120個ある。
AからEで始まる文字列は 120×5=600120 \times 5 = 600 個ある。
Fで始まる文字列の中でFBCDAEは何番目かを考える。
- FAで始まる文字列の数は 4!=244! = 24
- FBで始まる文字列の数は 4!=244! = 24
FBで始まる文字列をさらに絞っていく
- FBAで始まる文字列の数は 3!=63! = 6
- FBCで始まる文字列の数は 3!=63! = 6
FBCDAE は FBCで始まる文字列に含まれる。
- FBCADE 1番目
- FBCDAE 2番目
FAとFBAの文字列数を足し合わせると24+6=3024+6=30
FA,FBとFBCADEの文字列数を足し合わせると24+2=2624+2=26
FBCDAEが何番目か。
- FAで始まる文字列: 4!=244! = 24
- FBで始まる文字列: 4!=244! = 24
FBCDAE
- FBAで始まる文字列: 3!=63! = 6
- FBCADE 1番目
- FBCDAE 2番目
Aで始まるものからFBADEまでを合計する。
5×120+0×24+1×24+0×6+2=600+24+2=6265 \times 120 + 0\times 24 + 1 \times 24+ 0 \times 6 + 2 = 600 + 24 + 2=626
600+0×24+0×6600+0\times 24 +0\times 6ではないのか?
FAで始まるものが24個。
FBで始まるものが24個。
FBCで始まるものを考えていく。
- FBCADE (1番目)
- FBCDAE (2番目)
なので、600+24+0+0+2+1600+24+0+0+2+1
627番目。
- FBCADE (1)
- FBCDAE (2)
600+24×0+24+6×0+1=600+24+0+1600+24\times 0+24 + 6 \times 0+1 = 600+24 +0 +1
627
(2) FBCDAEは何番目の文字列か。
- Aで始まる文字列: 5!=1205! = 120
- Bで始まる文字列: 5!=1205! = 120
- Cで始まる文字列: 5!=1205! = 120
- Dで始まる文字列: 5!=1205! = 120
- Eで始まる文字列: 5!=1205! = 120
これら合計で 120×5=600120 \times 5 = 600
- FAで始まる文字列: 4!=244! = 24
- FBで始まる文字列: 4!=244! = 24
- FBCADE
- FBCDAE
2番目
600+24+0600+24+0
FBCDAE =600+24+0+12=625= 600+24+0+1*2= 625

3. 最終的な答え

(1) 140番目の文字列: BAFCED
(2) FBCDAEは何番目の文字列か: 626番目

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