点Oは三角形ABCの外心です。角αの値を求めます。

幾何学外心三角形角度
2025/6/8

1. 問題の内容

点Oは三角形ABCの外心です。角αの値を求めます。

2. 解き方の手順

外心は、三角形の各頂点から等距離にある点です。つまり、OA = OB = OCです。
したがって、三角形OABと三角形OACは二等辺三角形になります。
三角形OABにおいて、OA = OBなので、角OBA = 角OAB = 3030^\circ です。
三角形OACにおいて、OA = OCなので、角OCA = 角OAC = 2020^\circ です。
三角形の内角の和は180180^\circなので、三角形ABCにおいて、
角BAC = 20+x20^\circ + x
角ABC = 3030^\circ
角BCA = 20+y20^\circ + y (ただし、x+yx+yは角BAC,角BCAを二分する線によって分けられた角)
角BAC = 20+2020^\circ + 20^\circ
角ABC = 3030^\circ
角ACB = β\beta
三角形ABCの内角の和は、180180^\circであるから、
30+(β+20)+(20+20)=18030^\circ + (\beta + 20^\circ) + (20^\circ + 20^\circ) = 180^\circ
30+40+β=18030^\circ + 40^\circ + \beta = 180^\circ
β=1803040=110\beta = 180^\circ - 30^\circ - 40^\circ = 110^\circ
β=110\beta = 110^\circ
三角形OBCにおいて、OB = OCなので、三角形OBCは二等辺三角形です。
角OBC = 角OCB = β\beta なので、
角BOC + 角OBC + 角OCB = 180180^\circ
角BOC + 角β\beta + 角β\beta = 180180^\circ
よって、角BOCはα\alphaに等しいので、α\alpha = 180(β+β)180^\circ - (\beta + \beta)
角OBC = 角OCB であるから、
角OBC = 角OCB = xx^\circとおくと、
2x+α=1802x + \alpha = 180^\circ となる。
しかしβ\betaが求まっているので代入する。
角BOC = α
2x+α=1802x + \alpha = 180^\circ
三角形OBCの内角の和は180180^\circなので、
α=1802β\alpha = 180^\circ -2\beta
β=2(110)\beta = 2(110)
alpha=180220=140\\alpha = 180 - 2 * 20 = 140^\circ

3. 最終的な答え

α=100\alpha = 100^\circ

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