問題は、AB=ACである二等辺三角形ABCがあり、点Aが点Cに重なるように折り曲げて四角形DBCEを作ったものです。 (1) ∠BCD = 15°のとき、∠Bの大きさを求めます。 (2) AB=12, DB=3のとき、DEの長さを求め、四角形DBCEの面積を求めます。

幾何学三角形二等辺三角形折り返し角度面積三平方の定理
2025/6/8

1. 問題の内容

問題は、AB=ACである二等辺三角形ABCがあり、点Aが点Cに重なるように折り曲げて四角形DBCEを作ったものです。
(1) ∠BCD = 15°のとき、∠Bの大きさを求めます。
(2) AB=12, DB=3のとき、DEの長さを求め、四角形DBCEの面積を求めます。

2. 解き方の手順

(1) ∠BCD = 15°のとき、∠Bの大きさを求める
三角形ABCは二等辺三角形なので、∠BAC = ∠BCAです。
∠BCD = 15°なので、∠DCA = ∠BAC - 15°となります。
また、折り返しているので、∠DAC = ∠DCAです。
∠DAC = ∠BAC - 15°
∠BAC + ∠ABC + ∠BCA = 180°
∠ABC = ∠BAC + 15°
よって、∠BAC + (∠BAC + 15) + (∠BAC + 15) = 180
3∠BAC + 30 = 180
3∠BAC = 150
∠BAC = 50°
したがって、∠ABC = 50 + 15 = 65°
(2) AB=12, DB=3のとき、DEの長さを求める
AD = DCなので、AB = AC = AD + DC = 12。
DB = 3なので、AD = DC = 12 - 3 = 9。
また、DEは折り返しの線なので、DEはBCを垂直に二等分します。
DEを延長した点をFとすると、三角形DBFは直角三角形となります。
DFはBCを垂直に二等分するので、∠DFB = 90°。
三角形DBFにおいて、DB = 3、DC = 9、BF = FCとする。
また、三角形DFCも直角三角形です。
三角形DFCにおいて、DC = 9、FC = BF、DE = EFとする。
DE=xDE = xとおく。
DEはBCの垂直二等分線であるから、DEとBCの交点をGとすると、三角形DBGは直角三角形である。
したがって、DB2=DG2+BG2DB^2 = DG^2 + BG^2
32=DG2+BG23^2 = DG^2 + BG^2
三角形ABCにおいて、AB=AC=12,BC=xとおくと、
BC=2BG
ここで、問題文の図から判断すると、三角形ADEと三角形CDEは合同である。
また、AD = DC = 9である。
よって、三角形BDEにおいて、AB=12,DB=3,AD=9となる。
三角形ADEにおいて、AD=9、DE=x,AE=6となる。
AD2=AE2+DE2AD^2 = AE^2 + DE^2
92=62+DE29^2 = 6^2 + DE^2
81=36+DE281 = 36 + DE^2
DE2=45DE^2 = 45
DE=45=35DE = \sqrt{45} = 3\sqrt{5}
(3) 四角形DBCEの面積を求める
DE = 3√5なので、EC = AE =

6. 三角形DECの面積は、1/2 * AE * DE = 1/2 * 6 * 3√5 = 9√5

三角形DBEの面積は、1/2 * DE * BE = 1/2 * 3√5 * 6= 9√5
四角形DBCEの面積は、三角形DEC + 三角形DBE = 9√5 + 9√5 = 18√5

3. 最終的な答え

(1) ∠B = 65°
(2) ① DE = 353\sqrt{5}
② 四角形DBCEの面積 = 18518\sqrt{5}

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