問題1は、指定された領域 $D$ における重積分を計算する問題です。 問題2は、$f(x, y) = \frac{y^2 - x^2}{(x^2 + y^2)^2}$ という関数について、領域 $A_n$ における $f_+(x, y)$ と $f_-(x, y)$ の重積分を計算し、最後に領域 $A$ における広義重積分の存在とその値を議論する問題です。
2025/6/8
以下に、問題1の(1), (2), (3)の解法と解答、および問題2の(1), (2), (3)の解法と解答を示します。
1. 問題の内容
問題1は、指定された領域 における重積分を計算する問題です。
問題2は、 という関数について、領域 における と の重積分を計算し、最後に領域 における広義重積分の存在とその値を議論する問題です。
2. 解き方の手順
問題1:
(1) ,
まず、 について積分し、次に について積分します。
(2) , ,
変数変換を行います。, とすると、, であり、ヤコビアンは となります。 絶対値を取ると です。
積分領域は , となります。
したがって、重積分は となります。
(3) ,
極座標変換を行います。, とすると、 であり、 となります。
積分領域は , となります。
問題2:
(1) とする。 の値を求めよ。ここで、
であり、 です。
となるのは のとき、つまり のときです。領域 において、 であり、これは常に正です。
(2) 上の (1) と同じ に対して、 の値を求めよ。ここで、
であり、 となるのは のとき、つまり のときです。
これは計算が非常に複雑になります。
$\int_{1/n}^{1} \frac{1}{2(1+y^2)} dy = \int_{1/n}^1\frac{1}{2}\arctan(y)]dy=\frac{1}{2}* \arctan(1/n)
(3) 広義重積分 が存在するか議論せよ。また、存在する場合にはその値を求めよ。
.
.
したがって、広義重積分は存在しません。
3. 最終的な答え
問題1:
(1)
(2)
(3) 1
問題2:
(1)
(2)
(3) 存在しない