2つの直線 $kx + 2y + 2k = 0$ と $2x - ky = 0$ がある。$k$ の値が変化するとき、この2直線の交点 $P$ の軌跡を求める。

幾何学軌跡直線座標平面
2025/6/8

1. 問題の内容

2つの直線 kx+2y+2k=0kx + 2y + 2k = 02xky=02x - ky = 0 がある。kk の値が変化するとき、この2直線の交点 PP の軌跡を求める。

2. 解き方の手順

交点 PP の座標を (x,y)(x, y) とおく。
2つの直線の方程式は、
kx+2y+2k=0kx + 2y + 2k = 0 (1)
2xky=02x - ky = 0 (2)
(1) より、
k(x+2)=2yk(x+2) = -2y
k=2yx+2k = -\frac{2y}{x+2} (3)
(2) より、
k=2xyk = \frac{2x}{y} (4)
(3) と (4) より、
2yx+2=2xy-\frac{2y}{x+2} = \frac{2x}{y}
2y2=2x(x+2)-2y^2 = 2x(x+2)
y2=x2+2x-y^2 = x^2 + 2x
x2+y2+2x=0x^2 + y^2 + 2x = 0
(x+1)2+y2=1(x+1)^2 + y^2 = 1
ただし、x=2x = -2 のとき、(1)より 2k+2y+2k=0-2k + 2y + 2k = 0 となり y=0y = 0
(2) より 2xk0=02x - k \cdot 0 = 0 となり、x=0x = 0。これは x=2x = -2 と矛盾するので、x=2x = -2 は除外する。
また、y=0y=0のとき、(2)より、2x=02x = 0なので、x=0x=0
(1)より、kx+2y+2k=k(0)+2(0)+2k=0kx + 2y + 2k = k(0) + 2(0) + 2k = 0となり、k=0k=0となるので、x=0,y=0x=0, y=0は軌跡上の点である。
同様に、x,yx,yを代入すると、x=2x = -2 は除外される。
したがって、軌跡は、中心 (1,0)(-1, 0)、半径 1 の円で、点 (2,0)(-2, 0) を除く。

3. 最終的な答え

(x+1)2+y2=1(x+1)^2 + y^2 = 1 ただし、点 (2,0)(-2, 0) を除く。

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