問題1では、点P(-2, 1), Q(1, 4), O(0, 0)が与えられたとき、以下の条件を満たす点Rの座標を求める問題です。 (1) 線分PQを2:1に内分する点R (2) 線分PQを3:2に外分する点R (3) 三角形OPQの重心 (4) 四角形OPQRが平行四辺形になる点R 問題2では、以下の条件を満たす直線の方程式を求める問題です。 (5) 点(-2, 5)を通り、傾きが4である直線 (6) 2点(-2, 2), (3, 1)を通る直線 (7) 直線 $2x + 3y = 0$ に平行で、点(2, 3)を通る直線 (8) 直線 $3x - 5y + 2 = 0$ に垂直で、点(-1, -1)を通る直線

幾何学座標内分点外分点重心平行四辺形直線の方程式傾き垂直
2025/6/8
はい、承知しました。問題文を読み解き、順番に問題を解いていきます。

1. 問題の内容

問題1では、点P(-2, 1), Q(1, 4), O(0, 0)が与えられたとき、以下の条件を満たす点Rの座標を求める問題です。
(1) 線分PQを2:1に内分する点R
(2) 線分PQを3:2に外分する点R
(3) 三角形OPQの重心
(4) 四角形OPQRが平行四辺形になる点R
問題2では、以下の条件を満たす直線の方程式を求める問題です。
(5) 点(-2, 5)を通り、傾きが4である直線
(6) 2点(-2, 2), (3, 1)を通る直線
(7) 直線 2x+3y=02x + 3y = 0 に平行で、点(2, 3)を通る直線
(8) 直線 3x5y+2=03x - 5y + 2 = 0 に垂直で、点(-1, -1)を通る直線

2. 解き方の手順

問題1
(1) 線分PQを2:1に内分する点R
内分点の公式より、点Rの座標は
R=(21+1(2)2+1,24+112+1)=(03,93)=(0,3)R = (\frac{2 \cdot 1 + 1 \cdot (-2)}{2 + 1}, \frac{2 \cdot 4 + 1 \cdot 1}{2 + 1}) = (\frac{0}{3}, \frac{9}{3}) = (0, 3)
(2) 線分PQを3:2に外分する点R
外分点の公式より、点Rの座標は
R=(312(2)32,342132)=(71,101)=(7,10)R = (\frac{3 \cdot 1 - 2 \cdot (-2)}{3 - 2}, \frac{3 \cdot 4 - 2 \cdot 1}{3 - 2}) = (\frac{7}{1}, \frac{10}{1}) = (7, 10)
(3) 三角形OPQの重心
重心の公式より、点Rの座標は
R=(0+(2)+13,0+1+43)=(13,53)R = (\frac{0 + (-2) + 1}{3}, \frac{0 + 1 + 4}{3}) = (\frac{-1}{3}, \frac{5}{3})
(4) 四角形OPQRが平行四辺形になる点R
四角形OPQRが平行四辺形になるためには、線分ORの中点と線分PQの中点が一致する必要があります。
PQの中点は (2+12,1+42)=(12,52)(\frac{-2+1}{2},\frac{1+4}{2}) = (-\frac{1}{2}, \frac{5}{2})
点Rを(x, y)とすると、ORの中点は(x2,y2)(\frac{x}{2}, \frac{y}{2})
したがって、
x2=12\frac{x}{2} = -\frac{1}{2}
y2=52\frac{y}{2} = \frac{5}{2}
これより、x=1,y=5x = -1, y = 5
点Rは(-1, 5)となります。
問題2
(5) 点(-2, 5)を通り、傾きが4である直線
点傾きの公式より、直線の方程式は
y5=4(x(2))y - 5 = 4(x - (-2))
y5=4(x+2)y - 5 = 4(x + 2)
y5=4x+8y - 5 = 4x + 8
y=4x+13y = 4x + 13
(6) 2点(-2, 2), (3, 1)を通る直線
傾きは 123(2)=15=15\frac{1-2}{3-(-2)} = \frac{-1}{5} = -\frac{1}{5}
点(-2, 2)を通るので、
y2=15(x(2))y - 2 = -\frac{1}{5}(x - (-2))
y2=15(x+2)y - 2 = -\frac{1}{5}(x + 2)
5(y2)=(x+2)5(y - 2) = -(x + 2)
5y10=x25y - 10 = -x - 2
x+5y8=0x + 5y - 8 = 0
(7) 直線 2x+3y=02x + 3y = 0 に平行で、点(2, 3)を通る直線
平行な直線の傾きは同じなので、与えられた直線の傾きを求める。
3y=2x3y = -2x
y=23xy = -\frac{2}{3}x
したがって、求める直線の傾きは 23-\frac{2}{3}
点(2, 3)を通るので、
y3=23(x2)y - 3 = -\frac{2}{3}(x - 2)
3(y3)=2(x2)3(y - 3) = -2(x - 2)
3y9=2x+43y - 9 = -2x + 4
2x+3y13=02x + 3y - 13 = 0
(8) 直線 3x5y+2=03x - 5y + 2 = 0 に垂直で、点(-1, -1)を通る直線
垂直な直線の傾きの積は-1になる。与えられた直線の傾きを求める。
5y=3x2-5y = -3x - 2
y=35x+25y = \frac{3}{5}x + \frac{2}{5}
したがって、与えられた直線の傾きは 35\frac{3}{5}
求める直線の傾きは 53-\frac{5}{3}
点(-1, -1)を通るので、
y(1)=53(x(1))y - (-1) = -\frac{5}{3}(x - (-1))
y+1=53(x+1)y + 1 = -\frac{5}{3}(x + 1)
3(y+1)=5(x+1)3(y + 1) = -5(x + 1)
3y+3=5x53y + 3 = -5x - 5
5x+3y+8=05x + 3y + 8 = 0

3. 最終的な答え

問題1
(1) R(0, 3)
(2) R(7, 10)
(3) R(-1/3, 5/3)
(4) R(-1, 5)
問題2
(5) y=4x+13y = 4x + 13
(6) x+5y8=0x + 5y - 8 = 0
(7) 2x+3y13=02x + 3y - 13 = 0
(8) 5x+3y+8=05x + 3y + 8 = 0

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