地点Aから木の先端Pを見上げた仰角が45°であり、木に向かって水平に4m近づいた地点BからPを見上げた仰角が60°である。このとき、木の高さを求める。

幾何学三角比高さ仰角直角三角形有理化
2025/6/8

1. 問題の内容

地点Aから木の先端Pを見上げた仰角が45°であり、木に向かって水平に4m近づいた地点BからPを見上げた仰角が60°である。このとき、木の高さを求める。

2. 解き方の手順

木の根元をOとする。木の高さOPをhhとする。地点Aから木の根元Oまでの距離をxxとする。地点Bから木の根元Oまでの距離はx4x-4となる。
直角三角形OPAにおいて、
tan45=hx\tan 45^\circ = \frac{h}{x}
1=hx1 = \frac{h}{x}
x=hx = h
直角三角形OPBにおいて、
tan60=hx4\tan 60^\circ = \frac{h}{x-4}
3=hx4\sqrt{3} = \frac{h}{x-4}
h=3(x4)h = \sqrt{3}(x-4)
x=hx=hh=3(x4)h = \sqrt{3}(x-4)に代入すると、
h=3(h4)h = \sqrt{3}(h-4)
h=3h43h = \sqrt{3}h - 4\sqrt{3}
3hh=43\sqrt{3}h - h = 4\sqrt{3}
(31)h=43(\sqrt{3}-1)h = 4\sqrt{3}
h=4331h = \frac{4\sqrt{3}}{\sqrt{3}-1}
分母を有理化するために、分母分子に3+1\sqrt{3}+1をかける。
h=43(3+1)(31)(3+1)h = \frac{4\sqrt{3}(\sqrt{3}+1)}{(\sqrt{3}-1)(\sqrt{3}+1)}
h=43(3+1)31h = \frac{4\sqrt{3}(\sqrt{3}+1)}{3-1}
h=43(3+1)2h = \frac{4\sqrt{3}(\sqrt{3}+1)}{2}
h=23(3+1)h = 2\sqrt{3}(\sqrt{3}+1)
h=2(3+3)h = 2(3+\sqrt{3})
h=6+23h = 6+2\sqrt{3}

3. 最終的な答え

木の高さは6+236+2\sqrt{3} m。

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