(1)
与えられた等式の両辺に (x−2)(x+1)2 を掛けると 6x−3=a(x+1)2+b(x−2)(x+1)+c(x−2) 6x−3=a(x2+2x+1)+b(x2−x−2)+c(x−2) 6x−3=ax2+2ax+a+bx2−bx−2b+cx−2c 6x−3=(a+b)x2+(2a−b+c)x+(a−2b−2c) この等式が恒等式であるためには、各係数が一致する必要がある。
x2 の係数: a+b=0 x の係数: 2a−b+c=6 定数項: a−2b−2c=−3 a+b=0 より b=−a これを残りの2式に代入すると
2a−(−a)+c=6 より 3a+c=6 a−2(−a)−2c=−3 より 3a−2c=−3 3a+c=6 と 3a−2c=−3 の連立方程式を解く。 3a+c=6 より c=6−3a 3a−2(6−3a)=−3 3a−12+6a=−3 c=6−3a=6−3=3 したがって、 a=1, b=−1, c=3 (2)
ax(x−1)+b(x−1)(x−2)+cx(x−2)=x2−6 ax2−ax+b(x2−3x+2)+cx2−2cx=x2−6 ax2−ax+bx2−3bx+2b+cx2−2cx=x2−6 (a+b+c)x2+(−a−3b−2c)x+2b=x2−6 この等式が恒等式であるためには、各係数が一致する必要がある。
x2 の係数: a+b+c=1 x の係数: −a−3b−2c=0 2b=−6 より b=−3 a+b+c=1 に b=−3 を代入すると a−3+c=1 より a+c=4 −a−3b−2c=0 に b=−3 を代入すると −a−3(−3)−2c=0 より −a+9−2c=0 より a+2c=9 a+c=4 と a+2c=9 の連立方程式を解く。 a+5=4 より a=−1 したがって、a=−1, b=−3, c=5