$a$ を定数とするとき、関数 $y = 3x^2 - 6ax + 2$ ($0 \le x \le 2$) の最小値とそのときの $x$ の値を求めよ。

代数学二次関数最小値平方完成場合分け
2025/6/8

1. 問題の内容

aa を定数とするとき、関数 y=3x26ax+2y = 3x^2 - 6ax + 2 (0x20 \le x \le 2) の最小値とそのときの xx の値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=3x26ax+2=3(x22ax)+2=3(xa)23a2+2y = 3x^2 - 6ax + 2 = 3(x^2 - 2ax) + 2 = 3(x - a)^2 - 3a^2 + 2
したがって、この2次関数の軸は x=ax = a であり、頂点の座標は (a,3a2+2)(a, -3a^2 + 2) です。
定義域は 0x20 \le x \le 2 なので、aa の値によって場合分けをして最小値を求めます。
(i) a<0a < 0 のとき
定義域 0x20 \le x \le 2 において、関数は単調増加なので、x=0x = 0 で最小値をとります。
y=3(0)26a(0)+2=2y = 3(0)^2 - 6a(0) + 2 = 2
最小値は 22 (x=0x = 0)
(ii) 0a20 \le a \le 2 のとき
頂点 x=ax=a が定義域内にあるので、x=ax = a で最小値をとります。
y=3a2+2y = -3a^2 + 2
最小値は 3a2+2-3a^2 + 2 (x=ax = a)
(iii) a>2a > 2 のとき
定義域 0x20 \le x \le 2 において、関数は単調減少なので、x=2x = 2 で最小値をとります。
y=3(2)26a(2)+2=1212a+2=12a+14y = 3(2)^2 - 6a(2) + 2 = 12 - 12a + 2 = -12a + 14
最小値は 12a+14-12a + 14 (x=2x = 2)

3. 最終的な答え

a<0a < 0 のとき、最小値 22 (x=0x = 0)
0a20 \le a \le 2 のとき、最小値 3a2+2-3a^2 + 2 (x=ax = a)
a>2a > 2 のとき、最小値 12a+14-12a + 14 (x=2x = 2)

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