(1) 3x+y=k とおくと、y=−3x+k となる。これを (x−4)2+(y+3)2≤10 に代入する。 (x−4)2+(−3x+k+3)2≤10 x2−8x+16+9x2+(k+3)2−6(k+3)x≤10 10x2−(8+6(k+3))x+16+(k+3)2−10≤0 10x2−(6k+26)x+k2+6k+15≤0 この2次不等式を満たす実数 x が存在するためには、2次方程式 10x2−(6k+26)x+k2+6k+15=0 が実数解を持たなければならない。 したがって、判別式 D≥0 でなければならない。 D=(6k+26)2−40(k2+6k+15)≥0 36k2+312k+676−40k2−240k−600≥0 −4k2+72k+76≥0 k2−18k−19≤0 (k−19)(k+1)≤0 −1≤k≤19 したがって、3x+y の最大値は 19。 (2)
まず、与えられた不等式から x,y の存在範囲を図示する。 x≥0, y≥0, 2x+y≤8, 2x+3y≤12 それぞれの不等式に対応する直線を考える。
x=0,y=0,2x+y=8,2x+3y=12 2x+y=8 と 2x+3y=12 の交点を求める。 2x+y=8 より y=8−2x 2x+3(8−2x)=12 2x+24−6x=12 y=8−2(3)=2 交点は (3, 2)。
領域の頂点は (0, 0), (4, 0), (3, 2), (0, 4)。
x+2y+1=k とおく。 (3, 2) のとき、k=3+2(2)+1=8 (0, 4) のとき、k=0+2(4)+1=9 したがって、最大値は 9、最小値は 1。