複素数の割り算を行う問題です。具体的には、以下の3つの複素数の割り算を計算します。 (1) $\frac{3+i}{1+2i}$ (2) $\frac{2-i}{2+i}$ (3) $\frac{3+i}{2-i}$

代数学複素数複素数の割り算共役複素数
2025/6/8

1. 問題の内容

複素数の割り算を行う問題です。具体的には、以下の3つの複素数の割り算を計算します。
(1) 3+i1+2i\frac{3+i}{1+2i}
(2) 2i2+i\frac{2-i}{2+i}
(3) 3+i2i\frac{3+i}{2-i}

2. 解き方の手順

複素数の割り算は、分母の共役複素数を分母と分子の両方に掛けることで計算します。
(1) 3+i1+2i\frac{3+i}{1+2i} の場合:
分母の共役複素数は 12i1-2i です。
3+i1+2i=(3+i)(12i)(1+2i)(12i)\frac{3+i}{1+2i} = \frac{(3+i)(1-2i)}{(1+2i)(1-2i)}
=36i+i2i214i2= \frac{3 - 6i + i - 2i^2}{1 - 4i^2}
i2=1i^2 = -1 より、
=35i+21+4= \frac{3 - 5i + 2}{1 + 4}
=55i5= \frac{5 - 5i}{5}
=1i= 1 - i
(2) 2i2+i\frac{2-i}{2+i} の場合:
分母の共役複素数は 2i2-i です。
2i2+i=(2i)(2i)(2+i)(2i)\frac{2-i}{2+i} = \frac{(2-i)(2-i)}{(2+i)(2-i)}
=44i+i24i2= \frac{4 - 4i + i^2}{4 - i^2}
i2=1i^2 = -1 より、
=44i14+1= \frac{4 - 4i - 1}{4 + 1}
=34i5= \frac{3 - 4i}{5}
=3545i= \frac{3}{5} - \frac{4}{5}i
(3) 3+i2i\frac{3+i}{2-i} の場合:
分母の共役複素数は 2+i2+i です。
3+i2i=(3+i)(2+i)(2i)(2+i)\frac{3+i}{2-i} = \frac{(3+i)(2+i)}{(2-i)(2+i)}
=6+3i+2i+i24i2= \frac{6 + 3i + 2i + i^2}{4 - i^2}
i2=1i^2 = -1 より、
=6+5i14+1= \frac{6 + 5i - 1}{4 + 1}
=5+5i5= \frac{5 + 5i}{5}
=1+i= 1 + i

3. 最終的な答え

(1) 1i1 - i
(2) 3545i\frac{3}{5} - \frac{4}{5}i
(3) 1+i1 + i

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