全体集合$U$の部分集合$A$, $B$に対して、$n(U) = 100$, $n(A) = 65$, $n(B) = 42$, $n(A \cap B) = 17$ であるとき、以下の集合の要素の個数を求めます。 (1) $\overline{A}$ (2) $A \cup B$ (3) $\overline{A} \cap \overline{B}$ (4) $\overline{A} \cap B$

その他集合集合の要素ベン図ド・モルガンの法則
2025/6/8

1. 問題の内容

全体集合UUの部分集合AA, BBに対して、n(U)=100n(U) = 100, n(A)=65n(A) = 65, n(B)=42n(B) = 42, n(AB)=17n(A \cap B) = 17 であるとき、以下の集合の要素の個数を求めます。
(1) A\overline{A}
(2) ABA \cup B
(3) AB\overline{A} \cap \overline{B}
(4) AB\overline{A} \cap B

2. 解き方の手順

(1) A\overline{A} の要素の個数を求めるには、全体集合UUの要素の個数からAAの要素の個数を引きます。
n(A)=n(U)n(A)n(\overline{A}) = n(U) - n(A)
(2) ABA \cup B の要素の個数を求めるには、和集合の公式を用います。
n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)n(A \cup B) = n(A) + n(B) - n(A \cap B)
(3) AB\overline{A} \cap \overline{B} の要素の個数を求めるには、ド・モルガンの法則を用います。
AB=AB\overline{A} \cap \overline{B} = \overline{A \cup B}
したがって、n(AB)=n(AB)=n(U)n(AB)n(\overline{A} \cap \overline{B}) = n(\overline{A \cup B}) = n(U) - n(A \cup B)
(4) AB\overline{A} \cap B の要素の個数を求めるには、集合BBからABA \cap Bの要素を取り除きます。
n(AB)=n(B)n(AB)n(\overline{A} \cap B) = n(B) - n(A \cap B)
計算を実行します。
(1) n(A)=10065=35n(\overline{A}) = 100 - 65 = 35
(2) n(AB)=65+4217=90n(A \cup B) = 65 + 42 - 17 = 90
(3) n(AB)=10090=10n(\overline{A} \cap \overline{B}) = 100 - 90 = 10
(4) n(AB)=4217=25n(\overline{A} \cap B) = 42 - 17 = 25

3. 最終的な答え

(1) n(A)=35n(\overline{A}) = 35
(2) n(AB)=90n(A \cup B) = 90
(3) n(AB)=10n(\overline{A} \cap \overline{B}) = 10
(4) n(AB)=25n(\overline{A} \cap B) = 25

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