(1) 3点 $A(-1, 4)$, $B(-4, -3)$, $C(8, 3)$ について、点 $A$ を通り、直線 $BC$ に垂直な直線の方程式を求める。 (2) 直線 $l_1: x - \sqrt{3}y + 3 = 0$ と直線 $l_2: \sqrt{3}x + 3y + 1 = 0$ がなす鋭角 $\alpha$ を求める。

幾何学直線方程式傾き垂直角度
2025/6/8

1. 問題の内容

(1) 3点 A(1,4)A(-1, 4), B(4,3)B(-4, -3), C(8,3)C(8, 3) について、点 AA を通り、直線 BCBC に垂直な直線の方程式を求める。
(2) 直線 l1:x3y+3=0l_1: x - \sqrt{3}y + 3 = 0 と直線 l2:3x+3y+1=0l_2: \sqrt{3}x + 3y + 1 = 0 がなす鋭角 α\alpha を求める。

2. 解き方の手順

(1)
まず、直線 BCBC の傾き mBCm_{BC} を計算する。
mBC=3(3)8(4)=612=12m_{BC} = \frac{3 - (-3)}{8 - (-4)} = \frac{6}{12} = \frac{1}{2}
AA を通り、BCBC に垂直な直線の傾き mm は、mmBC=1m \cdot m_{BC} = -1 を満たすので、
m=1mBC=2m = - \frac{1}{m_{BC}} = -2
A(1,4)A(-1, 4) を通り、傾きが 2-2 の直線の方程式は、
y4=2(x(1))y - 4 = -2(x - (-1))
y4=2(x+1)y - 4 = -2(x + 1)
y4=2x2y - 4 = -2x - 2
y=2x+2y = -2x + 2
したがって、求める直線の方程式は、y=2x+2y = -2x + 2である。
(2)
直線 l1:x3y+3=0l_1: x - \sqrt{3}y + 3 = 0 を変形すると、3y=x+3\sqrt{3}y = x + 3 より y=13x+3y = \frac{1}{\sqrt{3}}x + \sqrt{3} なので、直線 l1l_1 の傾きは m1=13m_1 = \frac{1}{\sqrt{3}} である。
直線 l2:3x+3y+1=0l_2: \sqrt{3}x + 3y + 1 = 0 を変形すると、3y=3x13y = -\sqrt{3}x - 1 より y=33x13=13x13y = -\frac{\sqrt{3}}{3}x - \frac{1}{3} = -\frac{1}{\sqrt{3}}x - \frac{1}{3} なので、直線 l2l_2 の傾きは m2=13m_2 = -\frac{1}{\sqrt{3}} である。
2直線のなす角を θ\theta とすると、
tanθ=m1m21+m1m2=13(13)1+13(13)=23113=2323=2332=33=3\tan \theta = \left| \frac{m_1 - m_2}{1 + m_1 m_2} \right| = \left| \frac{\frac{1}{\sqrt{3}} - (-\frac{1}{\sqrt{3}})}{1 + \frac{1}{\sqrt{3}} (-\frac{1}{\sqrt{3}})} \right| = \left| \frac{\frac{2}{\sqrt{3}}}{1 - \frac{1}{3}} \right| = \left| \frac{\frac{2}{\sqrt{3}}}{\frac{2}{3}} \right| = \left| \frac{2}{\sqrt{3}} \cdot \frac{3}{2} \right| = \left| \frac{3}{\sqrt{3}} \right| = \sqrt{3}
したがって、θ=π3=60\theta = \frac{\pi}{3} = 60^{\circ} である。
鋭角 α\alpha6060^{\circ} である。

3. 最終的な答え

(1) y=2x+2y = -2x + 2
(2) α=60\alpha = 60^{\circ}

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