2次方程式 $9x^2 + 6x + k + 3 = 0$ が異なる2つの実数解を持つときの $k$ の値の範囲と、重解を持つときの重解の値を求める問題です。

代数学二次方程式判別式実数解重解
2025/6/9

1. 問題の内容

2次方程式 9x2+6x+k+3=09x^2 + 6x + k + 3 = 0 が異なる2つの実数解を持つときの kk の値の範囲と、重解を持つときの重解の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) 異なる2つの実数解を持つ条件
2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 が異なる2つの実数解を持つための条件は、判別式 D=b24ac>0D = b^2 - 4ac > 0 であることです。
与えられた方程式 9x2+6x+k+3=09x^2 + 6x + k + 3 = 0 において、a=9a = 9, b=6b = 6, c=k+3c = k + 3 です。
判別式 DD は、
D=624(9)(k+3)=3636(k+3)=3636k108=36k72D = 6^2 - 4(9)(k + 3) = 36 - 36(k + 3) = 36 - 36k - 108 = -36k - 72
異なる2つの実数解を持つためには、D>0D > 0 である必要があるので、
36k72>0-36k - 72 > 0
36k>72-36k > 72
k<2k < -2
(2) 重解を持つときの kk の値と重解
2次方程式が重解を持つための条件は、判別式 D=0D = 0 であることです。
したがって、
36k72=0-36k - 72 = 0
36k=72-36k = 72
k=2k = -2
k=2k = -2 を元の2次方程式に代入すると、
9x2+6x+(2)+3=09x^2 + 6x + (-2) + 3 = 0
9x2+6x+1=09x^2 + 6x + 1 = 0
(3x+1)2=0(3x + 1)^2 = 0
3x+1=03x + 1 = 0
x=13x = -\frac{1}{3}

3. 最終的な答え

k<2k < -2
重解は x=13x = -\frac{1}{3}

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