高校生5人、中学生4人の合計9人の生徒がいる。この中から4人を選ぶとき、以下の条件を満たす選び方の数をそれぞれ求めよ。 (1) 高校生2人、中学生2人を選ぶ (2) 少なくとも1人は中学生を選ぶ (3) 高校生を2人以上選ぶ (4) 特定の2人a, bがともに選ばれる

確率論・統計学組み合わせ場合の数順列
2025/6/9

1. 問題の内容

高校生5人、中学生4人の合計9人の生徒がいる。この中から4人を選ぶとき、以下の条件を満たす選び方の数をそれぞれ求めよ。
(1) 高校生2人、中学生2人を選ぶ
(2) 少なくとも1人は中学生を選ぶ
(3) 高校生を2人以上選ぶ
(4) 特定の2人a, bがともに選ばれる

2. 解き方の手順

(1) 高校生2人、中学生2人を選ぶ場合
高校生5人から2人を選ぶ組み合わせは 5C2{}_5C_2 通り。
中学生4人から2人を選ぶ組み合わせは 4C2{}_4C_2 通り。
したがって、選び方の総数は、
5C2×4C2=5×42×1×4×32×1=10×6=60{}_5C_2 \times {}_4C_2 = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} \times \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 10 \times 6 = 60
(2) 少なくとも1人は中学生を選ぶ場合
4人を選ぶすべての組み合わせから、中学生を一人も選ばない組み合わせ(つまり全員高校生を選ぶ組み合わせ)を引けば良い。
4人を選ぶすべての組み合わせは 9C4=9×8×7×64×3×2×1=126{}_9C_4 = \frac{9 \times 8 \times 7 \times 6}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 126 通り。
高校生のみ4人を選ぶ組み合わせは 5C4=5×4×3×24×3×2×1=5{}_5C_4 = \frac{5 \times 4 \times 3 \times 2}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 5 通り。
したがって、少なくとも1人中学生を選ぶ組み合わせは 1265=121126 - 5 = 121 通り。
(3) 高校生を2人以上選ぶ場合
高校生を2人、3人、4人選ぶ場合の組み合わせをそれぞれ計算して合計する。
高校生2人、中学生2人:5C2×4C2=10×6=60{}_5C_2 \times {}_4C_2 = 10 \times 6 = 60 通り
高校生3人、中学生1人:5C3×4C1=10×4=40{}_5C_3 \times {}_4C_1 = 10 \times 4 = 40 通り
高校生4人、中学生0人:5C4×4C0=5×1=5{}_5C_4 \times {}_4C_0 = 5 \times 1 = 5 通り
合計: 60+40+5=10560 + 40 + 5 = 105 通り
(4) 特定の2人a, bがともに選ばれる場合
a, bが選ばれているので、残り2人を選ぶ必要がある。
残りの7人(9人 - a - b)から2人を選ぶ組み合わせは 7C2=7×62×1=21{}_7C_2 = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} = 21 通り。

3. 最終的な答え

(1) 60通り
(2) 121通り
(3) 105通り
(4) 21通り

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