全体集合 $U$ を 10 以下の自然数全体の集合とし、部分集合 $A = \{1, 2, 4, 7, 8\}$、$B = \{4, 6, 7, 9\}$ が与えられたとき、以下の集合の要素の個数を求める問題です。 (1) $A \cap B$ (2) $A \cup B$ (3) $\overline{B}$

その他集合集合演算共通部分和集合補集合要素の個数
2025/6/9

1. 問題の内容

全体集合 UU を 10 以下の自然数全体の集合とし、部分集合 A={1,2,4,7,8}A = \{1, 2, 4, 7, 8\}B={4,6,7,9}B = \{4, 6, 7, 9\} が与えられたとき、以下の集合の要素の個数を求める問題です。
(1) ABA \cap B
(2) ABA \cup B
(3) B\overline{B}

2. 解き方の手順

(1) ABA \cap B は、AABB の共通部分です。つまり、AABB の両方に含まれる要素を集めた集合です。AABB の要素を比較して、共通の要素を見つけます。
(2) ABA \cup B は、AABB の和集合です。つまり、AA または BB に含まれる要素を集めた集合です。AABB の要素をすべて集め、重複する要素は一つだけ数えます。
(3) B\overline{B} は、BB の補集合です。つまり、全体集合 UU に含まれる要素のうち、BB に含まれない要素を集めた集合です。まず、UU を書き出し、BB の要素を除いたものが B\overline{B} となります。
U={1,2,3,4,5,6,7,8,9,10}U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10\}
(1) AB={4,7}A \cap B = \{4, 7\}
n(AB)=2n(A \cap B) = 2
(2) AB={1,2,4,6,7,8,9}A \cup B = \{1, 2, 4, 6, 7, 8, 9\}
n(AB)=7n(A \cup B) = 7
(3) B=UB={1,2,3,5,8,10}\overline{B} = U - B = \{1, 2, 3, 5, 8, 10\}
n(B)=6n(\overline{B}) = 6

3. 最終的な答え

(1) n(AB)=2n(A \cap B) = 2
(2) n(AB)=7n(A \cup B) = 7
(3) n(B)=6n(\overline{B}) = 6

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