2つの問題があります。 問題4:2次方程式 $x^2 + 7x + 5 = 0$ の実数解の個数を求めよ。 問題5:2次関数 $y = x^2 - 2mx + m + 2$ が $x$軸の正の部分と異なる2つの共有点を持つときの $m$ の条件を求めよ。

代数学二次方程式判別式二次関数グラフ解の個数不等式
2025/6/9

1. 問題の内容

2つの問題があります。
問題4:2次方程式 x2+7x+5=0x^2 + 7x + 5 = 0 の実数解の個数を求めよ。
問題5:2次関数 y=x22mx+m+2y = x^2 - 2mx + m + 2xx軸の正の部分と異なる2つの共有点を持つときの mm の条件を求めよ。

2. 解き方の手順

問題4:
2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の実数解の個数は判別式 D=b24acD = b^2 - 4ac によって決まります。
D>0D > 0 ならば実数解は2個、
D=0D = 0 ならば実数解は1個、
D<0D < 0 ならば実数解は0個です。
この問題では、a=1,b=7,c=5a=1, b=7, c=5 なので、判別式は
D=72415=4920=29D = 7^2 - 4 \cdot 1 \cdot 5 = 49 - 20 = 29
D>0D > 0 なので、実数解は2個です。
問題5:
2次関数 y=x22mx+m+2y = x^2 - 2mx + m + 2xx軸の正の部分と異なる2つの共有点を持つための条件は、次の3つです。
(1) 判別式 D>0D > 0
(2) 軸 x>0x > 0
(3) yy切片 y>0y > 0
まず、判別式 DD を求めます。
D=(2m)241(m+2)=4m24m8=4(m2m2)=4(m2)(m+1)D = (-2m)^2 - 4 \cdot 1 \cdot (m + 2) = 4m^2 - 4m - 8 = 4(m^2 - m - 2) = 4(m - 2)(m + 1)
(1) D>0D > 0 より、 4(m2)(m+1)>04(m - 2)(m + 1) > 0。つまり、 (m2)(m+1)>0(m - 2)(m + 1) > 0
したがって、m<1m < -1 または m>2m > 2
(2) 軸は x=2m21=mx = -\frac{-2m}{2 \cdot 1} = m なので、m>0m > 0
(3) yy切片は x=0x=0 のときの yy の値なので、y=022m0+m+2=m+2y = 0^2 - 2m \cdot 0 + m + 2 = m + 2
m+2>0m + 2 > 0 より、m>2m > -2
(1), (2), (3) をすべて満たす mm の範囲を求めます。
m<1m < -1 または m>2m > 2 かつ m>0m > 0 かつ m>2m > -2
したがって、m>2m > 2

3. 最終的な答え

問題4:実数解の個数は 2 個
問題5:m > 2

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