$a$ は正の定数とする。関数 $y = -x^2 + 2x + 1$ ($0 \le x \le a$) の最大値を求めよ。

代数学二次関数最大値場合分け定義域
2025/6/10

1. 問題の内容

aa は正の定数とする。関数 y=x2+2x+1y = -x^2 + 2x + 1 (0xa0 \le x \le a) の最大値を求めよ。

2. 解き方の手順

与えられた関数 y=x2+2x+1y = -x^2 + 2x + 1 を平方完成する。
y=(x22x)+1y = -(x^2 - 2x) + 1
y=(x22x+11)+1y = -(x^2 - 2x + 1 - 1) + 1
y=(x1)2+1+1y = -(x - 1)^2 + 1 + 1
y=(x1)2+2y = -(x - 1)^2 + 2
よって、この二次関数の頂点は (1,2)(1, 2) であり、上に凸の放物線である。定義域は 0xa0 \le x \le a である。
場合分けを行う。
(i) 0<a<10 < a < 1 のとき
定義域 0xa0 \le x \le a において、関数は単調増加であるから、x=ax = a で最大値をとる。
最大値は y=a2+2a+1y = -a^2 + 2a + 1
(ii) a=1a = 1 のとき
定義域 0x10 \le x \le 1 において、関数は x=1x = 1 で最大値をとる。
最大値は y=(11)2+2=2y = -(1-1)^2 + 2 = 2
(iii) a>1a > 1 のとき
定義域 0xa0 \le x \le a において、関数は x=1x = 1 で最大値をとる。
最大値は y=(11)2+2=2y = -(1-1)^2 + 2 = 2
したがって、
0<a10 < a \le 1 のとき、最大値は a2+2a+1-a^2 + 2a + 1
a>1a > 1 のとき、最大値は 22

3. 最終的な答え

0<a10 < a \le 1 のとき、最大値は a2+2a+1-a^2 + 2a + 1
a>1a > 1 のとき、最大値は 22

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