奇数を2乗して19を足すと4の倍数になることを、文字式を使って証明する問題です。奇数は $2n+1$ ($n$ は整数)と表されることを前提として、証明を完成させます。

代数学整数証明文字式因数分解
2025/6/10

1. 問題の内容

奇数を2乗して19を足すと4の倍数になることを、文字式を使って証明する問題です。奇数は 2n+12n+1nn は整数)と表されることを前提として、証明を完成させます。

2. 解き方の手順

まず、2n+12n+1 を2乗して19を足した式を計算します。
(2n+1)2+19(2n+1)^2 + 19
次に、展開して整理します。
=4n2+4n+1+19= 4n^2 + 4n + 1 + 19
=4n2+4n+20= 4n^2 + 4n + 20
最後に、4でくくり、4の倍数であることを示します。
=4(n2+n+5)= 4(n^2 + n + 5)
nn は整数なので、n2+n+5n^2 + n + 5 も整数です。したがって、4(n2+n+5)4(n^2 + n + 5) は4の倍数になります。

3. 最終的な答え

証明の続きは以下のようになります。
(2n+1)2+19=4n2+4n+1+19=4n2+4n+20=4(n2+n+5)(2n+1)^2 + 19 = 4n^2 + 4n + 1 + 19 = 4n^2 + 4n + 20 = 4(n^2 + n + 5)
n2+n+5n^2 + n + 5 は整数なので、4(n2+n+5)4(n^2 + n + 5) は4の倍数である。
よって、奇数を2乗して19を足すと4の倍数になる。

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