極座標と直交座標の変換に関する問題です。具体的には、以下の3つの問いに答えます。 * 極座標 $(4, \frac{5}{6}\pi)$ で表される点Pの直交座標を求める。 * 直交座標 $(2, 2\sqrt{3})$ で表される点Qの極座標を求める。 * Oを極とし、極座標 $(5, \frac{\pi}{6})$ で表される点Rと点Qを結んでできる三角形OQRの面積を求める。

幾何学座標変換極座標直交座標三角関数面積
2025/6/10

1. 問題の内容

極座標と直交座標の変換に関する問題です。具体的には、以下の3つの問いに答えます。
* 極座標 (4,56π)(4, \frac{5}{6}\pi) で表される点Pの直交座標を求める。
* 直交座標 (2,23)(2, 2\sqrt{3}) で表される点Qの極座標を求める。
* Oを極とし、極座標 (5,π6)(5, \frac{\pi}{6}) で表される点Rと点Qを結んでできる三角形OQRの面積を求める。

2. 解き方の手順

* 点Pの直交座標を求める。
極座標 (r,θ)(r, \theta) と直交座標 (x,y)(x, y) の関係は、
x=rcosθx = r \cos\theta
y=rsinθy = r \sin\theta
です。
点Pの極座標は (4,56π)(4, \frac{5}{6}\pi) なので、
x=4cos(56π)=4×(32)=23x = 4 \cos(\frac{5}{6}\pi) = 4 \times (-\frac{\sqrt{3}}{2}) = -2\sqrt{3}
y=4sin(56π)=4×(12)=2y = 4 \sin(\frac{5}{6}\pi) = 4 \times (\frac{1}{2}) = 2
したがって、点Pの直交座標は (23,2)(-2\sqrt{3}, 2) です。
* 点Qの極座標を求める。
直交座標 (x,y)(x, y) と極座標 (r,θ)(r, \theta) の関係は、
r=x2+y2r = \sqrt{x^2 + y^2}
tanθ=yx\tan\theta = \frac{y}{x}
です。
点Qの直交座標は (2,23)(2, 2\sqrt{3}) なので、
r=22+(23)2=4+12=16=4r = \sqrt{2^2 + (2\sqrt{3})^2} = \sqrt{4 + 12} = \sqrt{16} = 4
tanθ=232=3\tan\theta = \frac{2\sqrt{3}}{2} = \sqrt{3}
0θ<2π0 \le \theta < 2\pi の範囲で tanθ=3\tan\theta = \sqrt{3} を満たす θ\thetaθ=π3,4π3\theta = \frac{\pi}{3}, \frac{4\pi}{3} です。
点Qは第1象限にあるので、θ=π3\theta = \frac{\pi}{3} となります。
したがって、点Qの極座標は (4,π3)(4, \frac{\pi}{3}) です。
* 三角形OQRの面積を求める。
点Qの極座標は (4,π3)(4, \frac{\pi}{3})、点Rの極座標は (5,π6)(5, \frac{\pi}{6}) です。三角形OQRの面積は、
12×OQ×OR×sin(QOR)\frac{1}{2} \times OQ \times OR \times \sin(\angle QOR) で求められます。
OQ=4OQ = 4, OR=5OR = 5 であり、QOR=π3π6=2ππ6=π6\angle QOR = \frac{\pi}{3} - \frac{\pi}{6} = \frac{2\pi - \pi}{6} = \frac{\pi}{6} です。
したがって、三角形OQRの面積は
12×4×5×sin(π6)=12×4×5×12=5\frac{1}{2} \times 4 \times 5 \times \sin(\frac{\pi}{6}) = \frac{1}{2} \times 4 \times 5 \times \frac{1}{2} = 5 です。

3. 最終的な答え

* 点Pの直交座標: (23,2)(-2\sqrt{3}, 2)
* 点Qの極座標: (4,π3)(4, \frac{\pi}{3})
* 三角形OQRの面積: 55
ア:-2, イ:3, ウ:2, エ:2
オ:4, カ:3
キ:5

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